12 YO ページ13
Aが、スニョンの香りがするって言った時、嫌な気分になった。
スニョンはもういないのに、Aは私に、何も感じないのって言った。
きっと、Aは気付いてない。
私もスニョンのことが好きだってこと。
スニョンがいなくなっても、忘れられないのに。
Aが今の彼氏と付き合ったって聞いた時、嬉しかった。
Aはもうスニョンを忘れられたんだって。
私は、ようやくスニョンを一人占めできるんだって。
でも、久しぶりに会った時、Aは…全然忘れてなくて。
それどころか、Aの中でスニョンの存在が大きくなってた。
確かに私とAは友達だけど、スニョンがAの友達になろうとしなかったら、私はAに話しかけなかったと思う。
私は、本当にひどい人だ。
高校時代、Aに相談された。
“スニョンが好きなんだ…。あ、本人には、言わないでよ。”
別の日には、スニョンに相談された。
“僕、好きな人がいるんだ…。”
“Aでしょ。”
“あ、分かる?本人には言わないでね。”
2人が両想いって知って、私はどうしようもなかった。
私だって、スニョンのこと好きなのに。
2人の幸せを願うしか、方法はなくて。
友達でもいいから、スニョンのそばにいたくて。
私は、Aのそばに居ることにした。
Aを利用することにした。
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HM(プロフ) - 早く続きが見たいです!頑張ってください! (2018年7月4日 21時) (レス) id: 6126f66cc7 (このIDを非表示/違反報告)
子犬子猫 - そんな過激でもないです。 (2018年3月12日 20時) (レス) id: 58d84dee9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:子犬子猫 | 作成日時:2018年2月19日 20時