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「あまりの暑さに倒れそうだよ、オッパ」
「ソヌAがそんなにきっちり制服着てるの初めて見ました」
「いやぁ、そのね、ほら、察して？？」
「痕だらけ、ってとこですか」
「それセクハラにならないの？」
「察しろって言ったのになんて事言うんですか‼」
心のオアシス、保健室でデフィとだらだら喋りながら補講課題をこなしていた。昨日の無断欠席のお陰で小テストが受けられず赤点扱いになったのだ。
「好きな人と別れたい」
「それまた変な感情ですね、いいんじゃないですか？？」
「束縛きつい」
「あー、面倒くさい」
こういうとこにデフィの面白さがあるとAは思う。本人の好きにさせる、という基本的スタンスはあるが、そこに有るのは思いやりでは無くデフィの好奇心だけである。そして何より感覚がJK 。これ以上の理由はない。
「やっぱ独占欲強い男ってダメですよね」
「深夜に電話してくる男も」
「そんなのいたんですか、迷惑ですねえ」
「デフィちゃん思ってないでしょ」
正に女の子である。デフィは気軽に絡めば同じノリで合わせるし、重い話を聞かせても楽しそうに笑い飛ばす。
「他人事だね」
「そりゃそうですよ」
「教師とは思えないな」
「教師なんて言ったって、結局出会い方の問題ですから」
相変わらずドライだ。しかもそれをニコニコと笑顔で言うのだから容赦が無い。それさえ許されるのは単にデフィのあざとさである。
「で、誰なんですか」
「そこで聞くとこオッパ遠慮ないよね」
「今更では？？」
「そーでした」
紅茶をズズっと啜って目線で吐けと訴える。すっかり課題は終わらせているようだ。Aは苦笑して肩を竦めた。
「ペジニョンだよ」
「やっぱり、でもソヌAは今はパクジフンなんですよね」
「え？？」
「え？？」
2人分の困惑の声が重なり、遠くからランニングの掛け声が響いた。蝉の音が一段と増して、雲に隠れていた太陽が覗いた。日差しが相変わらずキツイ。
「…なんで？」
「態度見てれば分かりますよ」
「どこで？？」
「目撃しました」
見た、と言ってもジフンとAが揃っているシーンなんて一度しか遭遇していない筈だ。
「保健室でイチャイチャしてたでしょう？」
「…は、」
「あれ、てっきり三角関係かと」
「詳しく」
「ペジニョンはソヌA、パクジフンもソヌA、ソヌAは前までペジニョンで、今パクジフン、合ってます？？」
「ええ、分かんない」
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こー - いえいえ!わざわざありがとうございます(涙)楽しみにしてました!読ませていただきますね! (2020年5月25日 0時) (
レス) id: 15c5b103b3 (このIDを非表示/違反報告)
FIX(プロフ) - こーさん» 遅れてしまい、大変申し訳ございませんでした。今日やっとお話あげたので、まだ気があれば是非読んで下さい。感想待ってます。 (2020年5月21日 10時) (レス) id: e6fb1d1801 (このIDを非表示/違反報告)
こー - お久しぶりです( ^_^ )投稿したお話って何日くらいしたら見れるんですかね?? (2020年5月20日 23時) (レス) id: 15c5b103b3 (このIDを非表示/違反報告)
FIX(プロフ) - こーさん» コメントとても嬉しいから大丈夫ですよ〜笑笑 ありがとうございます、地道に頑張ります。1日ほどお待ち下さい〜！ (2020年5月12日 1時) (レス) id: e6fb1d1801 (このIDを非表示/違反報告)
FIX(プロフ) - springさん» 会社の同期で話進めてるので、幼なじみ設定である人を出そうと思います〜。リクエスト送って下さったのにすみません、幼なじみのお話はまた別の機会か、並行で書かせて頂こうと思います。次作も何卒よろしくお願いします〜！ (2020年5月12日 1時) (レス) id: e6fb1d1801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：FIX | 作成日時：2020年4月8日 11時
