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「A、A」
「んん？？なーに」
「起きろ、10時だ」
「えっ、もう？？」
洗顔やら何やらを終えたジフンはAを眠りの世界から引っ張り出した。Aはやけに熱を持て余す体に疑問は持ったがいかんせん記憶が曖昧だ。
「えーっと、なんかやなこと、あった？？」
「は？」
「凄く王子様スマイルが素敵なので…」
「あぁ、夜に女の子とデートだから」
「ウォーミングアップかよ」
結局、起床後に予定を入れたらしい。
ぐっと伸びをして、固まった体をほぐす。バキバキっと通例の音が鳴ってベッドから立ち上がるとドン引きした姿のジフンがいた。
「あ、あはは、よく鳴るんだよね」
「折れてんじゃないの」
「そんなことある訳、…ある訳ないよね？」
「俺に聞くな」
貸りていた服を脱いでジフンはAに聞いた。
「服、貸してくれない？」
「あー、ちょっと待っ、て」
寝ぼけ眼な目を擦っていたAは顔を上げて絶句する。眼前にはジフンのバキバキな腹筋。可愛い顔とはかけ離れた逞しい筋肉にAはビックリした。
手招きをしてジフンを側に呼ぶ。許可も取らずに触っても何の文句も言われなかった。
割れてる、という如何にもな感じでAはなにかを言うのも忘れていた。
「え、…すごくない？」
「鍛えてる、よく食べるから太るの防止で」
「え、えぇ…すご、朝からハードなの見た…」
「俺のがハードだった」
ジフンにしか分からないハードさである。例えAに全てを丁寧に伝えたとしても伝わらないであろう。
触れるな、という空気をしっかり読んでAは立ち上がりジフンの服を取ろうとした。…が、
「じ、ジフナぁ、立てない」
「は？？？」
「腰砕けてるみたい、力入らない…」
「…っ、はぁ〜！！」
涙目でAはジフンに縋る。なんだかんだでAに甘いジフンは体を労わりながら優しく抱き抱えた。
顔に寄らない逞しさに「おお」とAは感嘆を漏らしてクローゼットに誘導した。
反面、ジフンはAの身長に違う重さに驚いていた。普段のヌナたちよりも明らかに軽い。内臓が入っているか心配になるほどの細さと軽さであった。
「帰れる服がいいよねー、今日暑い？？」
「昨日雨降ったから涼しめ」
「私ね、パクジフンの顔大好きなの」
「知ってる」
「着せ替え、したかったんだよねー」
実に愉快そうな表情だった、とジフンは後に述べる。
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こー - いえいえ!わざわざありがとうございます(涙)楽しみにしてました!読ませていただきますね! (2020年5月25日 0時) (
レス) id: 15c5b103b3 (このIDを非表示/違反報告)
FIX(プロフ) - こーさん» 遅れてしまい、大変申し訳ございませんでした。今日やっとお話あげたので、まだ気があれば是非読んで下さい。感想待ってます。 (2020年5月21日 10時) (レス) id: e6fb1d1801 (このIDを非表示/違反報告)
こー - お久しぶりです( ^_^ )投稿したお話って何日くらいしたら見れるんですかね?? (2020年5月20日 23時) (レス) id: 15c5b103b3 (このIDを非表示/違反報告)
FIX(プロフ) - こーさん» コメントとても嬉しいから大丈夫ですよ〜笑笑 ありがとうございます、地道に頑張ります。1日ほどお待ち下さい〜！ (2020年5月12日 1時) (レス) id: e6fb1d1801 (このIDを非表示/違反報告)
FIX(プロフ) - springさん» 会社の同期で話進めてるので、幼なじみ設定である人を出そうと思います〜。リクエスト送って下さったのにすみません、幼なじみのお話はまた別の機会か、並行で書かせて頂こうと思います。次作も何卒よろしくお願いします〜！ (2020年5月12日 1時) (レス) id: e6fb1d1801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：FIX | 作成日時：2020年4月8日 11時
