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「明日、絶対筋肉痛」
「ストレッチしっかりやれば大丈夫だろ」
「まぁ、学校休みだし」
Aは足を180度に開脚してベダーと地面に倒れる。ジフンは念入りにサポートをして背中を強めに押した。
_____こいつ、柔らかすぎだろ。
腹まで地面に密着してるんじゃ無いかというレベルで折り畳まれるAに少し引いていた。
「交代。ジフニはかたい？」
「そこそこら柔らかい方」
開くとこまで開いて息を吸って吐く。吐くきながらゆっくりと体を畳んで筋繊維を剥していく。
「押すよ」
汗が滲みてるだろう背中をぐーっと押され、少し動揺した。そう言えば女子とストレッチなんてしたことなかったなと考える。ジフンの言葉通り体はのびーと柔らかくコンパクトになっていく。カウントダウンを終えて徐々に体を起こす。
「シャワー浴びてから帰りたい、ジフニ浴びてく？」
「俺もそうしたい。部活棟の方まで戻るのだる、い」
背後から抱きつかれてジフンの背中に柔らかい感触が当たる。運動のためにスポーツブラにしたことでAの胸がグニグニとダイレクトに感触が伝わる。
指摘すべきか、すまいか。抑これは狙っているのかいないのか。ふわりと柔軟剤の香りがしてAが女の子だったことを改めて認識する。
「ジフナ、動けない、連れてって」
「だったら先ずどけよ」
「こうしてるとジフニの心臓の動き分かりやすいから安心する」
「(何一つ安心できねぇけど？？)」
自分の鼓動が伝わっているかもしれない。そう考えると羞恥で顔が熱くなっていく。汗だってかいてるし汗臭いかもしれない。気恥ずかしさからどんどん心臓の音が強くなる。
とくん、とくん。ストレッチで落ち着いた心音が小さく聴こえてAのものだと直ぐに理解した。安定して一定のリズムを刻むそれに心も穏やかに凪いでいった。
「あー、これ眠くなる。王子、帰るの面倒くさい」
「お前が王子って呼ぶな」
「何ならいいのさ、猫被り優等生のがお好みか？」
「サボり魔嫌われ野郎って呼んでやろうか」
「効きませーん、ベベに言われない限り嫌われててもいいんですー」
「俺、お前嫌いだわ」
「うそ待ってやっぱ傷付くわ」
「ソヌ・Aまで落とす俺すごくね？」
「調子に乗るなよ？百パー顔のお陰だからな？」
「俺の顔だし」
「否定できない、その顔大好き」
汗が引くと風邪になるから、とその後もグダグダと軽口を叩きながらシャワー室に向かった。
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こー - いえいえ!わざわざありがとうございます(涙)楽しみにしてました!読ませていただきますね! (2020年5月25日 0時) (
レス) id: 15c5b103b3 (このIDを非表示/違反報告)
FIX(プロフ) - こーさん» 遅れてしまい、大変申し訳ございませんでした。今日やっとお話あげたので、まだ気があれば是非読んで下さい。感想待ってます。 (2020年5月21日 10時) (レス) id: e6fb1d1801 (このIDを非表示/違反報告)
こー - お久しぶりです( ^_^ )投稿したお話って何日くらいしたら見れるんですかね?? (2020年5月20日 23時) (レス) id: 15c5b103b3 (このIDを非表示/違反報告)
FIX(プロフ) - こーさん» コメントとても嬉しいから大丈夫ですよ〜笑笑 ありがとうございます、地道に頑張ります。1日ほどお待ち下さい〜！ (2020年5月12日 1時) (レス) id: e6fb1d1801 (このIDを非表示/違反報告)
FIX(プロフ) - springさん» 会社の同期で話進めてるので、幼なじみ設定である人を出そうと思います〜。リクエスト送って下さったのにすみません、幼なじみのお話はまた別の機会か、並行で書かせて頂こうと思います。次作も何卒よろしくお願いします〜！ (2020年5月12日 1時) (レス) id: e6fb1d1801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：FIX | 作成日時：2020年4月8日 11時
