月夜の駆け引き:K.Niki ページ1
同期芸人×K.Niki
「今日、Aと仁木くんに言わなきゃ行けないことがあってさ、」
『なになに、そんな改まって』
「実は私とコンボイ付き合うことになったんだよね」
『……え？？』
行きつけの居酒屋で相方と同期のケビンスのいつもの4人で飲んでたら、相方がいきなりとんでもない話をし始めた。
話を上手く飲み込めない私と仁木くん。
相方とコンボイが両思いっぽいことはなんとなく気付いてはいたけれど、まさか本当に付き合うとは思ってもみなかった。
「えーまじか、どっちが告ったの？」
ビールを流し込んで仁木くんが口を開く。
「私から！この前のバレンタインにね」
頬を赤らめながら話す相方は本当にかわいいと思う。
『よかったね、おめでとう。』
仁木くんの顔をチラッと横目で見るとなんだか考え込んでいる。
バレンタインに、私はなにも行動することができなかった。
もう何年も仁木くんに想いを寄せているというのに、今の心地よい関係が壊れるのが怖くて、遠い存在になるのが怖くて、自分からはなにも打ち明けることが出来ずにいた。
距離は縮まらないのに、毎日仁木くんへの好きは溢れて片思いだけが加速していく。
アクションを起こせる相方を心から尊敬するし羨ましい。
私もこの想いを打ち明けられたならどうなるんだろうと、考えながら目の前のお酒をちびちびと飲み進める。
それからの会話はあまり頭に入ってこなかった。
いつのまにか会計は終わっていて、外のひんやりした風で頭が冴える感覚がした。
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ぱふぇ(プロフ) - え！ありがとうございます！！そもそもが名言すぎて、お話に落とし込むのが難しかったので、嬉しいです💖 (2月29日 22時) (
レス) id: 9055367193 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - 初めまして！NANA好きなのでNANAパロ嬉しかったです！✨終わり方も良くていいねさせてもらいました♡ (2月29日 21時) (レス) id: 262806c1af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱふぇ | 作成日時：2024年2月23日 12時
