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ごひき ページ5





「思い出した?」

「ハイ、しっかりと・・・・・」


酔った勢いで、どうやら妙な喋る狐を二匹連れ帰り、そのまま爆睡してしまったらしい。


「・・・・・・で、何で人間の姿してんの」

「いや〜オレらをそんじょそこらの狐と一緒にせんといて?」

「そんじょそこらに狐いませんけど」


どうやら普通の狐とは違う訳アリらしい。

・・・・・・面倒なものを連れ帰ってきてしまった。


頭の上からぴょこっと飛び出してきた狐の耳を押さえつつ、彼は私に「とりあえずしばらく世話んなるわ」とかいきなり無責任なことを言い出して座っていたベッドから立ち上がる。


「あの、」

リビングに向かう背中に向かって私は声をかけた。





「_____朝ごはん食べたら出てってください」

「何でやねん!?」


私がそう言うと金髪くんがものすごい勢いでUターンして戻ってきた。



「お姉さん昨日オレらにあんなことやこんなことしといて、用済みになったらポイか!ポイなんか!!」

自分の身体を両腕で抱きしめ、わざとらしくキッと睨んだ彼を見てため息を吐く。



「ちょっと狐の時に撫でたくらいじゃないの。それにうちペット禁止だし」

「治なんか『これじゃ嫁に行けへん・・・・・・』言うて泣いとったのに!!」

「えぇ・・・・・・」

「そないなことは言うてへんわ」


私がまくしたてる金髪の彼に気圧されていると、リビングからもう一人彼にそっくりなアッシュグレーの髪をした少年が現れた。双子なのだろうか、顔のつくりがものすごいそっくりである。

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紅蓮姫百合桜 - この作品とても愛してます!!←これからも更新頑張ってくださいね!!応援してます!!(*ノωノ) (2018年4月21日 16時) (レス) id: 11f12a305b (このIDを非表示/違反報告)
ててすけ - ぷりんさん» 狐の本能がそうさせてしまうんでしょう・・・・・・ありがとうございます、頑張ります! (2018年2月25日 16時) (レス) id: 94a89dce7c (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん - そっか、そっか。うさぎのこと追いかけたくなるのか狐だから…。更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2018年2月25日 5時) (レス) id: a100b6f437 (このIDを非表示/違反報告)
ててすけ - ブリトーさん» 本当ですか!?そう言って頂けて嬉しいです! (2018年2月17日 11時) (レス) id: 94a89dce7c (このIDを非表示/違反報告)
ブリトー - 面白すぎです! 狐のときの行動がかわいい…笑 この作品は毎日かかさずいつ更新されてもいいようにチェックしてます! (2018年2月15日 20時) (レス) id: 392a87bd96 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ててすけ | 作成日時:2018年1月25日 14時

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