59. 遠慮はいらない。 ページ20
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ゆっくり説明しながら、電話をかける方法とショートメールを送る方法を教えた。
１回説明しただけであとは任せた！っていうのはさすがに難しいと思うから、昨日の夜に作っておいた操作方法をわかりやすく書いた紙も渡しておく。
『緊急時は電話、それ以外はショートメール。そんな風にしてもらえるとすごく助かります。ごめんなさい、もっとゆっくり教えられたら良かったんですけど』
加州「ううん、大丈夫だよ。だいたいはわかったし、この紙ももらったしね」
『それなら良いんですけど…』
加州「でも主大丈夫なの？その、電話？とかしても。学校って勉強するところなんでしょ？」
『大丈夫です。たしかに学校は勉強する所ですが、私の最優先はあなたたちなので』
学校側も私が審神者だってことを分かった上で、いろいろ融通をきかせてくれるみたいだし。
『あ、そろそろ行かないと。じゃあ、加州さん。よろしくお願いしますね』
加州「うん！任せて！行ってらっしゃい、気をつけてね」
『はい、行ってきます』
手を振ってくれる加州さんに私も手を振りかえして、早足で玄関に急ぐ。
こんのすけ「主さまー。忘れ物はないですか？」
『うん、大丈夫』
ローファーを履きながら少し話して、こんのすけの後についていく。
こんのすけ「こちらの小屋が………」
本丸を出てすぐのところに審神者や刀剣男士、政府関係者にしか開くことのできない小屋(ゲート)があり、その扉を開けて数ある中から目的地へと続く道を選んでしばらく歩いていく。
そして、最後にもう１回目の前に現れる扉を開けると、そこが目的地近くのとある場所につながっている。
これが、私の本丸以外の場所に移動する手段らしい。
こんのすけ「今のが、主さまが学校へ行くときのルートです。帰るときも同じです」
『わかったー』
こんのすけ「では、お気を付けて」
『うん。行ってきまーす』
審神者になってからはじめての学校。
変わったことといえば、審神者になったことと住む場所が実家から本丸になっただけ。
なのに、なぜか遠足に行くときみたいなワクワク感があって、これまでで１番楽しい登校になった。
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PIN(プロフ) - kさん» こんばんは！やっと忙しかったのが落ち着いてきたので、またコツコツ更新していこうと思ってます！本当にありがとうございます(*´-`) (2022年2月24日 22時) (
レス) id: 6cd4bccff0 (このIDを非表示/違反報告)
k - PINさん» 頑張ってください！自分も忙しくなってあまり見に来れないかもしれませんが応援してます！ (2022年2月22日 22時) (レス) @page37 id: 08eac0a10d (このIDを非表示/違反報告)
PIN(プロフ) - kさん» お久しぶりです(*´-`)嬉しい！コツコツ更新頑張ります！ (2022年2月13日 10時) (レス) id: 707204c0a8 (このIDを非表示/違反報告)
k - PINさん» お久しぶりです！この作品大好きです (2022年2月12日 0時) (レス) @page35 id: 08eac0a10d (このIDを非表示/違反報告)
PIN(プロフ) - kさん» それも見た時びっくりしました(*´-`)めっちゃ嬉しかった(*´∀｀*)ありがとうございます！ (2022年1月16日 9時) (レス) id: ceee943a86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：PIN | 作成日時：2021年12月31日 10時
