第７０話 驚異の身体能力 ページ23
ボールを奪われ、試合の流れは変わってしまった
高速なドリブルによりどんどん攻められ...
大鷲 ｢コンドルダイブ！｣
五利 ｢ターザンキック！｣
二つの技によって強大な威力を持ったシュートが、雷門ゴールに迫る
円堂 ｢させるか！熱血パンチ！｣
かろうじてシュートを弾いた円堂
しかし、相手選手達の恐るべき身体能力を前に、雷門は圧倒されるばかりだった
(皆あんなに特訓していたのに、こんなにも差があるなんて...)
何とか反撃に出る雷門
ゴール前まで豪炎寺がボールをキープしていたが、相手DFに囲まれボールは染岡へと渡る
染岡 ｢空中戦で適わないなら...コイツはどうだ！
ドラゴンクラッシュ！｣
必殺シュートを打とうとした染岡だが…
染岡 ｢うわぁっ！｣
体の大きなDFの獅子王に体当たりされてしまう
そのまま染岡は吹き飛ばされ、壁に体を強く打ち付けてしまった
A ｢染岡君！｣
円堂 ｢染岡！｣
横たわったまま、染岡は苦しそうにもがいている
(大変...！)
救急箱を手に取り、慌てて染岡の元へ駆け寄る
A ｢...足首を捻ってる｣
木野 ｢これじゃ試合は無理だわ...｣
円堂 ｢選手交代しかないか…｣
怪我をした染岡の代わりに土門がDFとして入る
染岡がいたFWのポジションには、壁山が不安そうな表情で辺りを見回していた
春奈 ｢全く歯が立たないなんて...｣
A ｢...今のままじゃ勝ち筋は見えない、けど...
イナズマ落としさえ完成させれば…｣
(壁山君があのポジションにいる今が絶好のチャンス...頑張って、二人共...！)
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作者名：紫苑 | 作成日時：2018年5月4日 0時
