【無印イナイレ】最強少女と天才少年２【鬼道有人】 (ページ20)

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第６７話高さの克服ページ20

間近に迫ったFFの地区予選...

イナズマ落としの完成へ向け、豪炎寺と壁山は毎日特訓に励んでいた

A ｢二人共、もう高さは十分なんじゃないかな…？｣

円堂｢あぁ、後は二人で合わせてみよう！｣

そして、二人でタイミングを合わせる特訓を行うが…

なかなか上手くはいかないようだ

(難しいそうだもんな、この技...)

円堂｢どうした？途中まで上手くいってたんだけどな...｣

壁山｢た、高いとこ怖いっす…｣

どうやら壁山は高所恐怖症のようだ

周りにいた皆は呆れた表情を浮かべている

影野｢そんなことは先に言いなよ…｣

木野｢下を見ちゃうから怖くなるんじゃない？ずっと豪炎寺君を見ていたらどう？｣

壁山｢やってみるっす...｣

木野のアドバイスでもう一度挑戦してみるが…

やはり壁山は地面との高さを気にしてしまうようだ

円堂｢壁山...｣

壁山｢つい下が気になって...｣

(完成までかなり時間がかかりそうだな…)

少し不安になったその時...

夏未｢あら、こんな状態で次の試合...大丈夫なのかしら？｣

木陰から夏未が姿を現す

最近、特訓の時間によく姿を見せるようになった彼女なのだが…

(その度に突っかかってくるけどね…)

夏未｢せっかく秘伝書を見つけてあげたのに、その様子じゃ無駄になりそうね｣

円堂｢...誰に何を言われたって豪炎寺と壁山はイナズマ落としを完成させるって、俺は信じてる！｣

A ｢円堂君...｣

円堂のその力強い言葉にも彼女は表情を変えず、

夏未｢そう、試合が楽しみね｣

とだけ言って去って行った

壁山｢キャプテン、信じてくれるのはありがたいっすけど…｣

円堂｢大丈夫、高さを克服できるように特訓してやるから！｣

壁山｢は、はい...｣

その後、高さを克服するために様々な特訓を行うが…

その結果はどれもイマイチのようだ

(うーん、私にも何かアドバイス出来ることがあればな…

けど私空中戦は苦手だし…)