【無印イナイレ】最強少女と天才少年１【鬼道有人】 (ページ18)

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第１６話デスゾーンページ18

A ｢雷門中、選手交代をお願いします…！｣

後半戦が始まる直前、Aが放った一言に帝国メンバーは動揺を隠せなかった

寺門｢あいつ...どういうつもりだ？｣

辺見｢さぁ...どうします？鬼道さん｣

他のメンバーと同じく動揺する鬼道に対し、辺見はそう問いかける

が、鬼道からの返事はない

辺見｢...鬼道さん？｣

その様子を見ていた佐久間がそれを制するようAにこう告げた

佐久間｢お前、雷門のマネージャーだろ｣

Aは佐久間の言葉に驚いた表情を浮かべながら彼の言葉に答える

A ｢...はい、ですが、この試合は正式な大会ではなく、ただの練習試合です

...なので、女でマネージャーの私が試合に参加しても、何も問題はないのでは？｣

佐久間｢それは──｣

鬼道｢選手交代を認める｣

落ち着きを取り戻した様子の鬼道が、二人の会話に首を突っ込むようそう告げた

佐久間｢鬼道さん...！｣

鬼道｢こいつの言う通り、これはただの練習試合だ...それに相手の性別など関係ない、勝つのは俺達だからな｣

※Aside※

帝国側に認められ、私は交代した宍戸のポジションに着く

(...まさか有人に、あんなこと言われるとは思わなかった)

角馬｢さぁ、後半戦のスタートです！圧倒的帝国リードを前に選手交代はどう響いてくるのか、雷門イレブン！｣

──ピピーッ！

ホイッスルが鳴り後半戦が始まる

帝国からのキックオフ、鬼道へボールが回る

鬼道｢行くぞ、“デスゾーン”開始｣

鬼道の合図で寺門、佐久間、洞面が走り出す

(まずい、今デスゾーンなんてやられたら…！)

鬼道｢そしてヤツを...引きずり出せ！｣

寺門・佐久間・洞面｢｢デスゾーン！｣｣

デスゾーンは一直線に円堂を狙う

反応する暇もなく、円堂は顔面にデスゾーンを食らってしまった

鬼道｢続けろ！ヤツをあぶり出すまで！｣

A ｢なっ....！｣

(こんなこと...まだ続けるというの...！？)

その後も帝国の勢いは留まることを知らず...

点差はどんどん開いていってしまう

──助けないと

そうとは分かっていても、恐怖を覚え足が動かなかった

(駄目、助けなきゃ…なのに何で、足が動かないの...！)