【無印イナイレ】最強少女と天才少年１【鬼道有人】 (ページ16)

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第１４話試合開始ページ16

雷門のキックオフで試合が始まる

染岡がボールをパスし、そのまま相手ゴールへと上がって行く

今の状況を見れば雷門が圧倒しているように見えるが…

(あの帝国が、私達に勝ちを許すわけがない...)

コーナーの宍戸からパスを受けた染岡がシュートを放つ

空中から放ったそのシュートは完璧に決まったように見えた...のだが

染岡｢...何っ！？｣

帝国キーパーの源田は、そのシュートをいとも簡単にキャッチしたのだ

その様子に、実況担当を名乗りマイクを手にする角馬は、残念そうな声を上げた

角馬｢惜しかった...惜しかったぁ...！｣

(...やっぱりさすがだね、源田...)

源田｢鬼道！俺の仕事はここまでだ！｣

そう叫ぶと、源田は鬼道へボールを投げる

それを受け取った鬼道は怪しく微笑んだ

鬼道｢...あぁ、始めようか...帝国のサッカーを｣

A ｢...っ！｣

(今日は一体...何をするつもり...？)

その言葉と共に、鬼道は寺門へとボールをパス

寺門は力強いシュートを、円堂が守る雷門ゴールへと放った

円堂｢...くっ！｣

円堂は両手でシュートを受け止める…が、止めることはできず...

円堂｢...うわっ！｣

A ｢円堂君...！｣

私は思わず叫んでいた

帝国に先制点を取られてしまう

角馬｢帝国早くも一点！何というスピード、何というパワー！

これが全国に名の轟く帝国サッカーなのか！？｣

A ｢円堂君...｣

私はその場に倒れ込む円堂を、ただ見ていることしかできなかった

(こんなにも実力の差が出てしまうなんて...)