紀行録8:やっとこさ登場 ページ8
早速、原稿を書くことから始めようとしてみた。
しかし、インスピレーションなるものが湧かない。
なんとなくのストーリーが頭の中で構築はされるけれど…こう、ピーンと来ないのだ。
『ぐぅぅぅ…！』
思い付かん…！
これでも小説とか色々読んできたつもりだ。
けれど、いざ書こうとするとなかなかの至難の技である。
「よう、行き詰まってんな。
ちょっと休憩も兼ねて公園で子供達と遊んでみたらどうだぁ？」
『いやいやいや、まだここに来て二日目だよ？子供の友達なんて
…あ。』
「そ。昨日仲良くなった坊主がいるだろ？
ほら、行ってこいﾂ！」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
…とはいえ。
『絶対会える訳じゃないんだよなぁ。
ったくどうするか…』
ただいまベンチに座り缶コーヒー片手に、遊び回る子供達を見つめる。
でも、今日は土曜日だ。
運が良けりゃ会える…かな？
なんかの事件に巻き込まれてそうな気もするしなぁ。
だめだ。マイナスなことしか頭に浮かばない。
子供なんてこんなマイナスなことなんてすぐに忘れるだろうに。
毎日が新鮮で、輝いていて、明日はまた違う日になるって信じてるから。
そう考えたら大人なんて、なんて寂しい生き物なんだろう。
毎日同じように過ぎて行って早く終わることを望む。
私が子供の頃は…
この子達と同じく、毎日を精一杯生きていた。
『…あぁっ、そうだ！インスピレーションきたー！』
「何のインスピレーションです？」
『うおっ！？』
うおっ！？って、女にあるまじき声だと思ったか？
仕方ないだろうが…！
驚いてメモ帳ごとぼっとり落としちまったじゃねーか…。
ぐぐぐ、と後ろを振り返ると褐色の色男がいた。
しかもエプロンつけてるぞ色男が…。
普通に可愛いなおい。←
てかこの人私知ってる。あれだ、映画で観覧車の上で殴りあいしてた人だ。
アレはとても印象的だった。←
「あぁ、ごめんなさい。驚かせるつもりはなかったんです」
『いえ、こちらこそごめんなさい驚いてしまって…』
色男さん(仮)はメモ帳を拾ってくれた上に砂埃まで落としてくれた。
おいおい、今までそんな紳士ぶりで何人の女の子を落としてきたんや？おぉ？←(キャラ崩壊してますが気にしないでください)
「驚かせてしまって申し訳ない、よかったらお茶しませんか。奢りますよ」
次回、ティータイム！？
そしてAのキャラ崩壊は大丈夫なのか！？
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paranoia(プロフ) - めーめさん» ご指摘本当にありがとうございます…！主人公ちゃんはちょっとツンデレな部分もありますがよろしくお願いします(笑) (2018年3月19日 0時) (
レス) id: 1c11084766 (このIDを非表示/違反報告)
めーめ(プロフ) - 27、真一君じゃなくて新一君だと思います！ 強がりな主人公も可愛くて好きですw (2018年3月19日 0時) (レス) id: a5dfe9bc59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：paranoia | 作成日時：2018年3月16日 14時
