紀行録18:喫茶店での一時 ページ18
編集者さんの言われた〆切までに間に合わせる為に必死で物語の構図をコーヒーを飲みつつ考える。
「これが噂の原稿ですか？」
とヒョッコリ覗いてきた安室さんに聞かれ、『そうですよ』と答える。
「そういえば、彼は元気ですか？」
『あぁ、リンネ君のことですか？
今日もご機嫌で朝からフレンチトーストを自分で作ってたみたいですよ。』
リンネ君はと言うと安室さん特性ハムサンドを食べてからパンにハマったらしく、今では料理にも挑戦しているらしい。
「そうだったんですね。
あの日以来彼と会っていなかったので不機嫌にさせてしまったのではないかと思っていたんです」
『不機嫌にはなってないですよ？
「からかうのが好きなのにからかわれた！アイツ、なかなかの奴だった！」
と嬉しそうに話していましたけど(笑)』
「からかった覚えはないんですけどね(笑)」
『その時に聞いたんですけど安室さんって探偵さんだったんですね。道理で私達の秘密を見抜いた訳だ』
「いえ、それは彼がマヌケといいますか…。
あまりにも隙だらけだったんで」
『あぁ、確かに。でも頼れる兄貴分みたいに感じますy「こんにちはー！」
「あ、Aさんだー！こんにちはー！」
お店に入ってきた小さなお客は少年探偵団の子達だった。
『こんにちは。元太くん、歩美ちゃん、光彦くん。この間はお世話になりました。お礼と言っちゃあなんだけど、今日は奢らせてくれないかな？』
「良いんですか！？やったー！」
「ねーちゃん良い奴だな！」
と口々に喜びをあらわにする彼等を見ていたらとても和んだ。
そのあとに途中まで書き上げた作品を読んでもらったりして幸せな一時を過ごした。
「Aさんってモテモテですね」
『いやぁ、安室さんには敵いませんよ(笑)
彼等、本当に良い子ですね』
という会話をしばらく続けた。
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paranoia(プロフ) - めーめさん» ご指摘本当にありがとうございます…！主人公ちゃんはちょっとツンデレな部分もありますがよろしくお願いします(笑) (2018年3月19日 0時) (
レス) id: 1c11084766 (このIDを非表示/違反報告)
めーめ(プロフ) - 27、真一君じゃなくて新一君だと思います！ 強がりな主人公も可愛くて好きですw (2018年3月19日 0時) (レス) id: a5dfe9bc59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：paranoia | 作成日時：2018年3月16日 14時
