紀行録15:弄んで楽しいか ページ15
「それじゃあ、今度はオレから質問だ。
料理が来ちまったんだからオレへの質問は終わりだろう?
なに、オレの秘密を教えたんだからお前も教えてくれるよなぁ?
…お前の方こそ何者だ。
ただの喫茶店員じゃないだろ。
そのポーカーフェイス、観察力、洞察力、記憶力。
オレからしたらお前の方が謎だ。」
刺身をつまみ、醤油につけながら質問をぶつけてみた。
ん、このマグロ旨い。新鮮だ。
「えぇ。僕は探偵ですよ」
けろりと自分の正体を開かした…
「…って、待て!オレのどきどきわくわくを返せ!
そういうのは
“いいえ?僕はただの喫茶店員ですよ”
“さて、何だと思います?”
とかちょっとぐらいはぐらかせよ!?
オレのお前への不信感をマックスにして力づくで正体を暴くのが楽しみだったんだぜ!?」←
「別に知られて困るようなことはないですし。
確かにあまり教えたりはしませんが、あなたなら別に良いかなと。」
「いやいやいや、もう、ホンット楽しみだったんだぜ!?
あー…くそ。
遊ばれてる完全に。
あ、もしや探偵とか言っときながら実は探偵じゃないっていう路線かっ!
良いね、好きな展開だ!!なかなかのツウだな!」
「残念ながら探偵ですね」
「くそ、これがお前のやり方かァァ(#ノシ゜ш゜)ノシバンバン」←
シラケた…。シラケたぞ…!
「チッ。飯も食い終わっちまったじゃねーか。
ご馳走さまでした。
オレそろそろ帰るっ!」
期待を裏切られた。
許さんぞ安室ォォォ
「そうですね。代金はもう出してあるので帰りましょう。」
「は。いつの間に出したんだよ?」
「さて、いつでしょう?
女性に払わせる訳にはいかないですしね」
「そんなところではぐらかせなくていい!」
結果
→リンネ君は安室さんに遊ばれた。
けど案外思っていたよりかは良い奴だった。
と本人談
紀行録16:色彩と夢の開拓と→←紀行録14:何者だろうと別に
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paranoia(プロフ) - めーめさん» ご指摘本当にありがとうございます…!主人公ちゃんはちょっとツンデレな部分もありますがよろしくお願いします(笑) (2018年3月19日 0時) (レス) id: 1c11084766 (このIDを非表示/違反報告)
めーめ(プロフ) - 27、真一君じゃなくて新一君だと思います! 強がりな主人公も可愛くて好きですw (2018年3月19日 0時) (レス) id: a5dfe9bc59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:paranoia | 作成日時:2018年3月16日 14時