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『、、あれ、、』


「起きた、?」


『……寝てた?」


「おん。」


『なんか疲れちゃって…寝たつもりじゃなかったのに。』


「体力がなくなっとるから。よう寝たほうがええよ。」


『……なんか、優しいね。変なの。』


「怪我人には優しくせなあかんやろ、」


『ふふ、、、ったたたた、、、
、笑うと、痛い、、、』


「……ごめんな、、」









 

そっとあたしの手を握って、苦しそうな顔であたしを見る崇裕。










『…崇裕はなにも悪くないじゃん、』


「……怖い思いしたやろ、、、。守ってやれんくてほんまにごめんな。

……それに、、その、。、、傷跡は、、、。」


『全然平気、!ね。服着てれば見えないしさ、それに崇裕が謝ることじゃないよ、あたしが勝手にしたことだしさ、』


「、、、無茶すんなや、、ほんま、、、。
、、生きた心地せえへんかった……。」


『……ごめん、、、』









握った手をギュッとして、そこにおでこをつける崇裕。









「、命が無事で、、、っ、、

……っ、生きとって、、、っ、ほんまに……良かった、、っ、、」



『っ、、、、ごめ、、、、っ、、』










 

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作者名:ふう | 作成日時:2022年11月30日 22時

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