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A side
崇裕にトントンされて起こされて、目を擦りながら立ち上がって寝室に向かおうとすると、足が引っかかって転びそうになった。
その瞬間、ふわっと後ろから抱き止められる。
『っ、、、、』
「あぶな、」
『、ご、ごめん、大丈夫、?』
後ろを振り向いて崇裕の顔を見上げると、
「…そそっかしい奴やな、」
って、頭をポンポンして優しく笑った。
『、っ、、、、』
「…ん?どうした、足痛めたか、」
『っ、う、ううん、、ありがと、っお、やすみなさい』
心配そうに首を傾げて聞く崇裕から慌てて体を離して、早足で寝室に入ってドアを閉めた。
っ、、、、。
ドキン、ドキン、と大きく心臓が音を立ててる。
、、、ダメだ。あたし、、。
やっぱり、、、。
、っ、、好き、だ、、。
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作者名:ふう | 作成日時:2022年11月30日 22時