検索窓
今日:1 hit、昨日:42 hit、合計:18,740 hit

24 ページ24

崇裕 side












なんやらAは浮かれたような雰囲気で、きっとそれはライキが理由なんやろう。










鼻歌まで歌って、、、ええ事あったんやな。










少し寂しさを感じながらも、これでええんやとホッとした。













.











 


そして次の週からAは引き継ぎのために1週間店に復帰して、










そのあとみんなに惜しまれながらうちの店を去り、本格的な就職活動を始めた。











さっそくこないだ言うてたカフェに面接を受けに行く約束を取りつけたみたいや。









 

…順調やな。、、と思っていたら、俺が仕事から帰るとテーブルのところで頭を抱えとるA。











どうしたんか聞くと、


 










『崇裕、、、履歴書書くコツ教えて…泣』











 

と、しょんぼりしながらテーブルで履歴書とにらめっこしとった。










 

「コツって、、なんもそのまま書けばええやろ、」



『中卒でもいいのかな、』



「ええやろ、ほんまのこと書けや。嘘書いたら捕まるで、」



『えっそうなの?』



「経歴詐称やで。詐欺やわ。」



『ええ〜、、』



「アホなこと考えてんとありのまま書いとき、悪いことやないんやから。」



『職歴も全然ないのに雇ってもらえるかなあ…』



「しゃあないやろ。それよりお前がどうしてその職に就きたいかとかをちゃんと書いたり面接で説明せえや。
お前はただ自分にできることやっていろいろ菓子作っただけと思っとるかもしれんけどな、ウチの店で定番メニューを開発したのは立派なことやろ。」



『……そっか、』



「自分にできることをどう役に立てたいとか、そういうことが大事やろ、」



『そっか、、、そうだね!!ありがとう!!』








 

25→←23



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (42 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
163人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ふう | 作成日時:2022年11月30日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。