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ラ「じゃあ、Aちゃん退院おめでとうございまーす、でいいすかね?」



「ああ、そうやな、」



ラ「かんぱーい!」



『かんぱーい!』
「乾杯、」



ラ「めっちゃ美味しそう!これ店出せるじゃん!」



『それは言い過ぎだよ、笑 』



ラ「だって本当に!食べてもいい?」



『どうぞどうぞ、取り分けるね。』



ラ「あっ大丈夫、俺やるよ!」



『ありがとう、たくさん食べてね。』



ラ「いただきま〜す、

、、、ん!!美味しい!!めっちゃ美味しいよコレ!!」



『わーい!嬉しい〜!』







 

.





 


.












 

3人でいろいろ話しながら、ライキくんは本当に美味しそうに食べてくれて、見てるこっちが嬉しくなっちゃう。
こんな目を輝かせてもりもり食べてくれると作り甲斐があるよね。笑










崇裕はいつも落ち着いてるから、目を輝かせるとか想像できないかも。笑
でも一緒に食べたり、作り置きしておくと、‘ありがとう、美味かったわ。’って必ず言ってくれる。









そういうところが、誠実で優しい人なんだな、って思うよね。

、、、って、なにあたし崇裕のこと考えてんの。

人間としてね!そう、人間として尊敬してる。うん。



 

 






 
ラ「でも寂しいな〜、Aちゃん引き継ぎ終わったら辞めちゃうのかー。」



『ふふ、ありがとね。』



ラ「あと1種類だよね?引き継ぎ、」



『うん、来週からお店出て、1週間で引き継ぎしたらお終いかな。ね?』



「ああ、そうやな、…っと、…悪い、電話や、」



『うん、』










そう言って電話に出ながら廊下に行く崇裕。
少ししたら戻ってきた。









「悪い、一旦出るわ、」



ラ「なんかあったんすか?」



「や、スタジオの方でちょっと不備があったみたいで、
ごめんなライキ、ゆっくり食べとき。帰りは送るから。」



ラ「いえ、帰りのことは大丈夫ですんで慌てないでください、」



「悪いな、」



『大丈夫?気を付けてね、』



「ああ、ちょっと行ってくる、」









 

そう言って崇裕はさっとスマホと財布と鍵を持って出ていった。





 

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作者名:ふう | 作成日時:2022年11月30日 22時

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