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ともくんは、イライラしながら身の危険を感じるくらいの荒い運転で車を走らせた。
マンションの駐車場に車を停め、引きずられるように部屋に入れられて、靴を脱ぐと玄関から廊下にそのまま突き飛ばされた。
ドンッ！！と廊下の壁にぶつかって倒れ込む。
『きゃあ！っ、、』
「おいなに勝手に出かけとんねん！！ほんまは何しに行ったん！！」
ともくんはすごい剣幕で近付いてきて、あたしの服の首もとをグッと掴んだ。
『、っ、なに、も、っ！！行くとこなくて、寒かったし本当にたまたま入ったんだよ、』
「家の前に居れば良かったやろ！！誰や！誰かと待ち合わせとったんやろ！！」
『、っ、なに？！そんなんじゃないよ！！』
「白々しい嘘やな！」
『嘘じゃないって！』
「なんでなん？！こんなにAのこと想っとんのに！！
なんで俺の愛が分からへんの？」
『違うのともくん、ちゃんと分かってるから、っ！』
「Aがまた辛い思いせんように俺頑張っとんのに、、！！なんでなん？」
『違うの！本当に寒かっただけなの、勝手にどっか行ってごめんなさい！』
「ほんまに思っとんか、？、、こっち来いや！」
『きゃあっ、痛いって！』
寝室に引きずられていってベッドに投げられ、そのまま覆い被さってきて髪の毛を掴まれる。
『きゃっ、、やめ、、』
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作者名：ふう
| 作成日時：2021年11月15日 0時
