paralyze (ページ31)

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とりあえず服とか下着とか、生活に必要なものを買い揃えた。(お金は返す約束で！)

　

　
最近はあんまりともくんにこういうところ連れてきてもらってなかったから、久しぶりで楽しかった。

…と言いたいところだけど、本当はともくんが仕事を休んであたしを探してると知って、変な罪悪感が込み上げた。

…ともくん、心配してるかな…。

だけどそんなことを考えたら助けてくれた崇裕に失礼な気がして、必死にはしゃいで気分を紛らわせた。

　

「……。

おい、荷物貸し。」

『え、いいよ！あたしの荷物だから！』

「1人でそんな大荷物抱えとったら俺が人でなしみたいやろが」

『そーゆーこと？笑
じゃ、半分、重たい方！笑』

「ええから貸し、
…あ、飯食うてくか、」

『え、いいの？』

「奢らへんで。後で返せや、」

『ふふ、分かってますよー！笑』

　

崇裕は、めんどくさそうにしながらも、何も言わずに付き合ってくれて、結局荷物も全部持ってくれちゃって。お人好しだなぁ。

あたしたちはショッピングモールの中のカフェに入ってお昼ご飯にした。

　

　