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#03 足りてる ページ3
愛美「A！おはよ！」
A「おはよ、愛美」
愛美「ね、今日の夢はどうだった？」
A「…お母さん出てきた」
愛美「…ごめん」
A「あ、いや、大丈夫！
いつものあの人も出てきたよ」
愛美「そっか。
ね、A？
ムリしなくていいんだよ？
何でも話してね？
私じゃ足らないかもしれないけど」
A「ううん、足りてる！
充分、余るほど、足りてる！
愛美には感謝しかない！」
愛美「大袈裟だなぁ！！笑」
A「愛美だけだよ。
気を使わなくてすむの。
ホント、いつもありがとう」
愛美「どういたしまして。
で、どんな夢だったの？」
私の見る夢はちょっと変わってる。
かなりの高確率であの人が出てくる。
実際に会った事は一度もないけど。
毎回違う形で出てくる。
担任の先生だったり、上司だったり、ただすれ違うだけの人だったり。
そして、私はいつもあの人を探す。
そう、夢なのに、何故か多少ならコントロール出来る。
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作者名：茉莉 | 作成日時：2023年10月30日 18時
