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#17 一緒に ページ17
月曜日のお昼休み、カズくんが教室に来た。
和也「弁当、ご馳走様でした。
4人分作るの大変だった？」
A「お粗末様でした。
そんなに大変じゃないよ」
和也「じゃあ、これからも週一とかでいいから作ってよ。
翔ちゃんに持たせていいから笑」
A「いいよ。
でも、カズくんがこっちに来たら結局目立って困る」
和也「放課後まで会えないのはオレが困る。
ね、明日から愛美ちゃんと一緒にテラス来れば？
オレも雅紀連れて行くから」
愛美「え！いいんですか！？」
和也「いいんじゃない？」
愛美「A！テラス！」
A「晴れの日だけ一緒に食べるって事？」
和也「そうね」
A「晴れの日だけ…梅雨の時期は別々？」
和也「…そう…ね…」
A「ね、カズくん、梅雨って何月か知ってる？」
和也「…そ…う…や、ちょ、ダメだ！
晴れの日のテラスはいいとして、雨の日も何か考えなきゃ！
…あ、予鈴だ。
A、今日部活でしょ？
生徒会室で待ってるから一緒に帰ろう」
A「はーい。
カズくん、生徒会入るの？」
和也「ううん。
時間潰しに翔ちゃんと話してる」
予鈴に追われたカズくんは、腕組みをして「うーん…」と考えながら戻っていった。
愛美「…梅雨の時期は何なの？」
A「カズくんの誕生日、6月17日なの笑」
愛美「ああ〜！それは雨の日も一緒にお弁当食べられる方法考えなきゃだね！笑」
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作者名：茉莉 | 作成日時：2023年10月30日 18時
