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#12 晩御飯はハンバーグ ページ12
和也「…とりあえず、買い物しよっか」
A「…はーい」
和也「めっちゃ不貞腐れてるじゃん！笑」
A「スーパーに着いちゃいましたから」
あの人がカートを押しながら、私の後ろをついてくる。
和也「ハンバーグ♪ハンバーグ♪」
A「ホントに好きなんですね笑」
和也「うん！
しかも、料理上手なAちゃんのハンバーグなんだから、美味しいに決まってる！」
A「…あんまりプレッシャーかけないでください」
和也「…ねぇ、敬語やめようよ。
雅紀にも潤くんにも敬語使ってないよね？」
A「120×3＋70＋50×3は？」
和也「580。
え、何？何の数字？」
A「男子1人前が120gで女子1人前が70g」
和也「50×3は？」
A「明後日の智くんの軽食と翔ちゃんと私のお弁当」
和也「ダメだよ！50×4にしてよ！
全部で630！」
A「50×4？」
和也「オレの弁当！」
A「昨夜からウチでご飯食べてて、更に明後日のお昼まで食べる気！？」
和也「この期に及んで何言ってるの？
オレ、もうAのメシしか食う気ないよ？」
A「家に帰ったら家のご飯あるでしょ？」
和也「あるけどー、あるけどー。
Aの作った弁当がいいー」
A「めっちゃ(´・ω・`)ってなってる！笑」
あの人は、柔らかく目を細めると、
和也「よかった。敬語じゃなくなった」
と言った。
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作者名：茉莉 | 作成日時：2023年10月30日 18時
