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#01 晩御飯は… ページ1
「じゃあ、また明日」
A「うん、送ってくれてありがと」
あの人が数歩歩いて振り向く。
「いや、早く中に入りなさいよ笑」
A「え、見送ろうと思って」
あの人が私の前まで戻ってくる。
「じゃあ、お前が家に入るまで見送るよ」
A「や、違うの。
私が見送りたかったの」
「いいから。
ほら、中に入る！」
A「ふふふ、ありがと。
じゃあ、また明日ね」
「おう」
結局私が見送られた。
リビングを通りキッチンに行くと、母が晩御飯の準備をしていた。
A「ただいま」
母「おかえりなさい。
上がって晩御飯食べて行けば良かったのに。
今日ハンバーグよ？」
A「大丈夫じゃない？
向こうもハンバーグだって言ってたし」
母「あら！」
スクバからお弁当箱を出して、母に渡す。
A「はい。ご馳走様でした」
母「はい。お粗末様でした」
キッチンから出て、リビングを抜けて、2階に上がる。
私は自分の部屋の扉を開けた。
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作者名：茉莉 | 作成日時：2023年10月30日 18時
