paralyze3 (ページ8)

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あたしがしつこく付いて回ると、崇裕は少し呆れるように笑って、優しく‘ただいま’をくれた。

『っ、……おかえり。//』

　

、、ダメだ。
崇裕の優しい声と笑顔は、、、心臓に悪い、、、。

あたしが言わせたのに、、、照れちゃう、、、。

「…ほら、満足やろ、早よ寝ろ。」

うっ、、、もう通常運転だ、何この人、冷たすぎない？！さっきの笑顔は何？！二重人格？！

　

「…おい、声に出とる、」

『わっ、、、あは、あはは、、、、もう寝よ〜っと、おやすみなさ〜い、、』

「あほ。」

『う、、、』

　

すごすごと寝室にもどるあたし。

　

もーなんなのよ、この温度差。

だってつい嬉しくなっちゃうんだもん。小さい頃からボロアパートでひとりぼっちの時が多かったから、やっぱり人と暮らすのって憧れる。

　

前だってよく崇裕は様子見に来てくれてたけど、一緒に暮らすのはまたちょっと違うじゃん？

分かんないかなー。もう。

　

　

　