paralyze3 (ページ7)

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A side

あの日から崇裕はここで暮らすことになった。

たぶんともくんは崇裕があそこに住んでるの勘付いてると思うし、鉢合わせるとマズいから、しばらくの間の同棲(♡?)生活。

崇裕は申し訳なさそうにしてたけど、、、ここは崇裕の家なんだし、なによりあたしは崇裕と一緒にいられて嬉しいんだ。

.

　

ガチャガチャ、と玄関でする音。

あっ！帰ってきた、、！！

『おかえり〜！』

走って玄関まで迎えに行くと、少しびっくりしたような顔の崇裕。

　

「…おう、」

そう言ってスッとあたしの横を通り抜けて洗面所に向かった。

『えっ？ただいまでしょ？なんで‘…おう、’なの？！
もっと嬉しそうにただいま〜って言ってよ！』

「はぁ？なんでもええやろ。」

『良くないの！！』

「…お前夜中まで元気やな、ほら付いてこんでええから早よ寝ぇや」

『いいじゃん、ほら、ただいまは？』

「なんやねん、絡んでくんなや、」

『むー。だってなんか嬉しいんだもん、誰か帰ってくるの！』

「……ふっ、

……ただいま。」

　