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俺の腕を掴んでた左手が離れて、掴んどる右手がグイッと下に引っ張られて体勢が崩れて2人で地面に倒れる。
コイツの右手だけは絶対に離さへん、、！と両手に力を入れると男が覆い被さってきて、左手で顔を強打してくる。
「っ、、！ぐっ、、、！」
と「！！オラァッ！！離せ、！！！」
『やめ、てっ！！誰か、っ、だれか、、っ、』
ラ「えっ！！Aちゃん、、？オーナー！！？！」
？！
…聞き慣れた声がして、そっちの方を見るとライキが自転車から降りて呆然としとる。
「っ、ライキ！！A連れてけ！！」
ラ「？！でも、っ！オーナー、、！」
「っ、ええからっ、！早よせえっ、！！！」
ラ「っあ、、は、はい、！！」
と「ああ？！なんやお前！！Aの！！！なんや！！！！」
バキッ、バキッ！！と何度も殴られて、その衝撃で男を掴んどる手の力が抜けてもうた。
やばい、と思った瞬間、そいつの右手がするりと手から離れた。
「っく、、！！」
と「うっ、」
死に物狂いで体を捻り、そいつを突き飛ばす。
カキンッ、とその刃物がどこか地面に落ちた音がして、すかさず今度は俺が馬乗りになってそいつを殴った。
バキッ！バキィッ、！！
と「ぐっ、！、っ、！！」
今度はそいつが体を捻って掴み合いになり、転がりながら殴り合いになる。
「、、っ、ぐ、、っ、、」
と「ぐあっ、、くっ、、、、っ！！」
そいつが一瞬違う方に目をやった。
しまった、、、っ、！ナイフ、、、っ、見つけられた、、！
駆け込むようにナイフの元へ走る男、必死に追いかける俺。
すんでの所で男にナイフを取られた。
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作者名：ふう
| 作成日時：2022年11月11日 7時
