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sideA
秀一さんに無理言っちゃった……。
すごく不安そうな顔をしてたから、断られると思ったけど、連れてってくれるらしい。
なぜだろう。
なんで私はこんなにも、
あの廃工場に行きたいのか。
ただわかるのは初めてみるものじゃない。
私はあそこで絶対何かをしたはず。
直感的にそう思った。
それに……なんで秀一さんは不安そうな、心配そうな眼差しを私に向けたんだろう。
とにかく、行ってみたらすべてがわかるようなわからないような、はっきりしないけどそんな気がしたのだ。
車の中にはなにやら不穏な空気が漂っていた。
…
赤井「着いたぞ」
A「ありがとうございます。無理言ってごめんなさい……」
赤井「なに、気にするな。それがお前の選ぶ道なんだからな…」
そう言って私の頭をポンポンしてくれる。
私はココ最近、わかってきたことがある。
私は……
秀一さんが好きなんだ。
でも秀一さんはそんなこと思ってもないだろうなって。
ただほっとけないだけらしいし、私に恋愛感情なんて向けることもないんだろうな……
(ズキッ……
A「?」
真っ暗な廃工場に入った途端、頭痛がした。
でもそれはすぐに治まった。
A「気のせい……?」
赤井「どうした?」
A「いえ、なんでも……」
秀一さんがスマホのライトをつけて足元を照らしてくれる。
本当にやることなすことすべて紳士だよね秀一さん。
これが「スパダリ」ってやつ?なのかな?←
赤井「それにしても、なぜここに来たかったんだ?」
A「それがよくわかんないんだよね」
本当に直感的に思っただけで。
ふと足元をみる。
なんだろ、シミみたいなのができてる。
A「秀一さん、ここ!」
赤井「?」
秀一さんにライトで照らしてもらうように促す。
ライトで照らしてもらうと、そこには……
A「これ、って……」
暗くてよくわからないけど、明らかに、
血痕だった。
((ズキッ!
A「ッ!?」
突如頭痛が私を襲う。
赤井「ッ!A!」
痛い、痛い、……苦しい!
私はあまりの痛さにその場に崩れ落ちた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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剣城萌江(プロフ) - ハルカさん» ありがとうございます! (2020年8月7日 22時) (レス) id: 9aee53a1c0 (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ - はちゃめちゃに面白かったです、、! (2020年8月7日 22時) (レス) id: bd20f305fa (このIDを非表示/違反報告)
『 』 - 面白かったです!! (2018年1月30日 23時) (レス) id: 82f14ce098 (このIDを非表示/違反報告)
剣城萌江(プロフ) - 夢羽さん» コメントありがとうございますヽ(;▽;)ノそう言っていただけてとても嬉しいです(涙) (2017年2月21日 19時) (レス) id: 7ee6bd3e98 (このIDを非表示/違反報告)
夢羽 - 完結おめでとう!とてもおもしろカッターデス! (2017年2月19日 8時) (レス) id: d3a97d98d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:剣城萌江 | 作成日時:2016年4月18日 17時