【名探偵コナン】平和主義少女は記憶を失った [赤井秀一]

◇３６◇ ページ37

sideA


１週間たつのはとてもはやいんだね。



明日にはもう退院するんだって、私。



あれからスマホの使い方は昴さんに教えてもらって、1人で色々できるようになれた。



ほんと感謝感謝…



安室「Aちゃん、入るね」

A「！はーい」



この声は透さん？



安室「調子良さそうだね」

A「はい！とても！」


やっぱり透さんだった！
私すごいね！声だけでも見分けつくよ！


安室「今日は…沖矢さんはまだ来てないのかい？」

A「はい、いつもならもう来てる時間なんですけどね」

安室「なにかあったとか？」

A「そこまではわかんないですw…あ、そうだ。透さん、連絡先教えてもらってもいいですか？」

安室「連絡先？」

A「はい、メアドでも電話番号でも…退院してからも透さんとは連絡したいですから」


そう言ってスマホを差し出すと透さんは笑顔で自分のスマホを取り出してくれた。


安室「そういう理由なら構わないよ」

A「ありがとうございます！」



互いに連絡先を交換して雑談していた。


その時


沖矢「入りますね」

A「あ！昴さんだ！」


ドアをみやると昴さんが入ってきた。

やっぱ私すごいね、声だけでも見分けつくよ？(2回目)


沖矢「すみません、来るのが遅くなってしまい……。」

A「何かあったんですか？」

沖矢「ホントはもっと早くついてたんだが、退院手続きが意外と長引いたものですから」

安室「本当に、明日で退院なんですもんね……」

沖矢「ちょうど一ヶ月と7日……。傷の治りが早くて良かったですね」

A「うん！」

安室「あ、そうだ。今日はハムサンド持ってきましたよ」

沖矢「私は少しだけですがケーキを…」

A「ハムサンド！？ケーキ！？」



目を輝かせると2人は微笑んでくれた。



私って幸せものだなぁ……



たくさんの人に愛されてる。




私は最後の入院生活を楽しんだのだった。

◇３７◇→←◇３５◇

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す