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◇2◇ ページ3

先生「全く…高校生にもなっていじめか!」


教室内に先生の怒鳴り声が響く。


先生「向坂、お前もだぞ」


呆れた顔で声をかける


先生「黙ってられないからといって、背負い投げるのは良くないぞ…」

A「はい、わかってます」


先生「とにかく、お前らは放課後もう1度職員室にくるように。ほら、席に座れ」



先生に促されて席につく。


こういう出来事はそう珍しくない。



いじめは入学早々からずっとあった。


それをAが止める、ただそれだけだった。


なぜかはわからないがいじめは日に日にエスカレートし、今に至る。


先生も正しいのがどっちかは言わなくてもわかっている。



高橋奈々だけは、自分が正しいと、


助けに来るヒーローぶってるやつが悪であると、


決めつけていた。


高橋「私はいつだって悲劇のヒロインを気取っていたいのに…!そのためにわざわざいじめをエスカレートさせてるのに!…マジうざいッ」


そして高橋は決心した。

こいつを、向坂Aを殺してしまおうと___。






ー放課後


職員室での話が終わり、Aと高橋は一緒に帰っていた。


たまたま帰る方向が一緒だったのだ。


高橋「ねえ、なんでAちゃんは私を助けてくれるの……?」

ここでも高橋はいい子ぶる。

A「なんでって……」



いじめられてる子をかばう奴らはだいたい「ほっとけない」とか「見てられない」とか様々な理由がある。

だけど、


A「なんとなく、かな」


高橋「は!?」



彼女は真剣な眼差しでそういったのだ。


A「私は正しいと思うことを貫き通す、ただそれだけ。いじめは良くないことだしね」


高橋は唖然とした。
自分と仲良しになりたいからとか言うのかと思ったら、なんとなく、だったからだ。


A「きみを助けたのに大きな意味はないよ。私は私の道を進んでくだけだから」


じゃあ、私ここだから。


そう言って走り去っていくA。


その先には託児所が。



前に聞いたことがある。


親を若くに亡くしたAは託児所で住み込みで働いてると。



Aのことを知った高橋だが、


そんな彼女に誰かが声をかけた。

◇3◇→←◇1◇


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剣城萌江(プロフ) - ハルカさん» ありがとうございます! (2020年8月7日 22時) (レス) id: 9aee53a1c0 (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ - はちゃめちゃに面白かったです、、! (2020年8月7日 22時) (レス) id: bd20f305fa (このIDを非表示/違反報告)
『 』 - 面白かったです!! (2018年1月30日 23時) (レス) id: 82f14ce098 (このIDを非表示/違反報告)
剣城萌江(プロフ) - 夢羽さん» コメントありがとうございますヽ(;▽;)ノそう言っていただけてとても嬉しいです(涙) (2017年2月21日 19時) (レス) id: 7ee6bd3e98 (このIDを非表示/違反報告)
夢羽 - 完結おめでとう!とてもおもしろカッターデス! (2017年2月19日 8時) (レス) id: d3a97d98d4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:剣城萌江 | 作成日時:2016年4月18日 17時

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