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sideベルモット
私が依頼人を殺してから数日後、ジンに呼び出された。
ジン「お前……余計なことをしたな?」
ベルモット「余計なこと?それって何?」
ウォッカ「朝からニュースで盛り上がってる、殺人事件の犯人はあんただろ?アニキはそれのことを言ってんだぜ」
やっぱりそのことね。
ベルモット「で、それのどこが余計なことなわけ?」
ジン「なぜ殺した」
ベルモット「あら、珍しい。ジンのくせに、死んだ人についてそんな怒るなんて……」
もしかして、同情しちゃったとか?
いや、それはないわね。
ジン「なぜ目立つことをした、と聞いてるんだ。」
キャンティ「あんたのせいで、ラムはお怒りだよぉ〜?私は関係ないけどw」
バーボンから話をさせておけば良かったわ。
依頼人が裏切った、ただそれだけだって……。
ベルモット「ジン、あなたがよく言ってるじゃない?」
ジン「…」
ベルモット「疑わしきは罰っする……って」
ジン「……そうか、」
これだけいっても手を引かないのは珍しいことだわ。
ジン「なら……」
チャッ
ベルモット「!?」
私に向けられたのは銃口。
ウォッカ「アニキ!?」
キャンティ「ジン!?あんたまさか……!」
2人も予想外のことに驚きをあらわにしていた。
ジン「俺にとって、疑わしいのは…ベルモット。お前だ。」
ベルモット「やぁね、私のどこが疑わしいわけ?」
ジン「死にゆく奴に教える筋合いなんてねえよ……」
そう言って引き金に指を運ぶジン。
彼の目は本気だった。
どうする…周りにはウォッカとキャンティがいる……
逃げるに逃げれない……!
ジン「……死にな」
一体どうすれば……!
「ちょっと待った!」
ジン「っ、」
ベルモット「!」
この声……
安室「ベルモットは正しいことをしたまでです」
やっぱりバーボン……
バーボン「彼女に殺された子は、彼女に依頼をした。だが、その子は彼女を裏切った。だから殺した……それだけですよ」
ジン「……つまり、こいつは白ってことか」
バーボン「ええ。あなたが早とちりするのは珍しいですね」
……どういうことバーボン。
私をかばいにでも来たわけ……?
ジンとの会話を終えたバーボンは私の元に来た。
ベルモット「どういうこと?」
バーボン「あなたに死んでもらっては困る、それだけですよ」
疑問を抱いたけど、
理由はあえて聞かなかった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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剣城萌江(プロフ) - ハルカさん» ありがとうございます! (2020年8月7日 22時) (レス) id: 9aee53a1c0 (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ - はちゃめちゃに面白かったです、、! (2020年8月7日 22時) (レス) id: bd20f305fa (このIDを非表示/違反報告)
『 』 - 面白かったです!! (2018年1月30日 23時) (レス) id: 82f14ce098 (このIDを非表示/違反報告)
剣城萌江(プロフ) - 夢羽さん» コメントありがとうございますヽ(;▽;)ノそう言っていただけてとても嬉しいです(涙) (2017年2月21日 19時) (レス) id: 7ee6bd3e98 (このIDを非表示/違反報告)
夢羽 - 完結おめでとう!とてもおもしろカッターデス! (2017年2月19日 8時) (レス) id: d3a97d98d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:剣城萌江 | 作成日時:2016年4月18日 17時