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◇29◇ ページ30

sideベルモット



私が依頼人を殺してから数日後、ジンに呼び出された。



ジン「お前……余計なことをしたな?」


ベルモット「余計なこと?それって何?」


ウォッカ「朝からニュースで盛り上がってる、殺人事件の犯人はあんただろ?アニキはそれのことを言ってんだぜ」


やっぱりそのことね。



ベルモット「で、それのどこが余計なことなわけ?」


ジン「なぜ殺した」


ベルモット「あら、珍しい。ジンのくせに、死んだ人についてそんな怒るなんて……」



もしかして、同情しちゃったとか?

いや、それはないわね。



ジン「なぜ目立つことをした、と聞いてるんだ。」


キャンティ「あんたのせいで、ラムはお怒りだよぉ〜?私は関係ないけどw」



バーボンから話をさせておけば良かったわ。

依頼人が裏切った、ただそれだけだって……。



ベルモット「ジン、あなたがよく言ってるじゃない?」


ジン「…」


ベルモット「疑わしきは罰っする……って」


ジン「……そうか、」



これだけいっても手を引かないのは珍しいことだわ。



ジン「なら……」



チャッ



ベルモット「!?」



私に向けられたのは銃口。



ウォッカ「アニキ!?」


キャンティ「ジン!?あんたまさか……!」



2人も予想外のことに驚きをあらわにしていた。



ジン「俺にとって、疑わしいのは…ベルモット。お前だ。」


ベルモット「やぁね、私のどこが疑わしいわけ?」


ジン「死にゆく奴に教える筋合いなんてねえよ……」





そう言って引き金に指を運ぶジン。



彼の目は本気だった。



どうする…周りにはウォッカとキャンティがいる……



逃げるに逃げれない……!




ジン「……死にな」



一体どうすれば……!




「ちょっと待った!」



ジン「っ、」


ベルモット「!」



この声……




安室「ベルモットは正しいことをしたまでです」



やっぱりバーボン……



バーボン「彼女に殺された子は、彼女に依頼をした。だが、その子は彼女を裏切った。だから殺した……それだけですよ」


ジン「……つまり、こいつは白ってことか」


バーボン「ええ。あなたが早とちりするのは珍しいですね」



……どういうことバーボン。

私をかばいにでも来たわけ……?



ジンとの会話を終えたバーボンは私の元に来た。



ベルモット「どういうこと?」



バーボン「あなたに死んでもらっては困る、それだけですよ」



疑問を抱いたけど、



理由はあえて聞かなかった。

◇30◇→←◇28◇


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剣城萌江(プロフ) - ハルカさん» ありがとうございます! (2020年8月7日 22時) (レス) id: 9aee53a1c0 (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ - はちゃめちゃに面白かったです、、! (2020年8月7日 22時) (レス) id: bd20f305fa (このIDを非表示/違反報告)
『 』 - 面白かったです!! (2018年1月30日 23時) (レス) id: 82f14ce098 (このIDを非表示/違反報告)
剣城萌江(プロフ) - 夢羽さん» コメントありがとうございますヽ(;▽;)ノそう言っていただけてとても嬉しいです(涙) (2017年2月21日 19時) (レス) id: 7ee6bd3e98 (このIDを非表示/違反報告)
夢羽 - 完結おめでとう!とてもおもしろカッターデス! (2017年2月19日 8時) (レス) id: d3a97d98d4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:剣城萌江 | 作成日時:2016年4月18日 17時

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