【プリパラ】カルテット・マイエンド

33:三角と天使 ページ12

のんサイド
みかんちゃんと私は空を飛ぶ要領で、プリパラTVの屋上まで一気に来た。その時に聞こえたのは、シオンさんの声。
やっぱりシオンさん…、ううん、シオンは悪だ。
の「お姉ちゃん、こんな奴もういいんじゃなかったの？」
トライアングル開放！これでスターとバタフライの同時掛けをして…。
の「シオン、覚悟して」

シ「…」
嘘！全部避けられた！
雑魚なんかどうでも良さそうな顔をしたシオンは、そのまま私を剣でたたき付けた。
の「うわああああっ！」

ら「のん…！…殺さないとダメなのかな」

あろ「我は必ず汝を殺すぞ」

シ「…」
みんな笑ってるけど、それぞれがどこか悲しそうだった。
ら「炎魔法！ファイアバード！」

あろ「闇魔法！ダークフレイム！」

みか「あろま、何してるなの！殺しちゃだm「五月蠅い！我は…！」なんでなの…」

シ「無駄だ」
格段に強い。全部の攻撃を避けている。
私も、立ち上がらなきゃ…！
視線が高くなって気付いた。何故かナイフが落ちている。これなら…！
の「シオン、あなたは私が殺します」

シ「のん！？くっ…！」
ナイフは左腕を掠った。…分かった。弱点は刃物だ。地味にあのマイクウェポン、刃物じゃない！きっと今までも…。
の「早いこと消えてください」

シ「かはっ…！」
えっ？今はどこも切れてないのに…、血が…。まさか…。
みか「シオンちゃん、みかんはこんなの嫌なの！吐血までしてそれでも戦って…、みかんはそんな風にたたき込まれたら死んじゃうなの！もう…、こんな力いらないなの！だから…」
みかんちゃんは泣きながら叫んでいた。
ら「嫌だよ…」

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