七話 ページ8
のんサイド
私の突然の来訪にシオンさんは驚いていた。
の「にんじゃもんじゃに行った時に聞きました!何があったんですか、いきなりアイドルやめるなんて…」
シオンさんは一瞬言うのをためらったけど、口を開いた。
シ「…二人にも言うときが来るとは思うが、家族と暮らす事になった」
の「そうなんですか?良かったですね!」
シ「良くない!」
珍しくシオンさんが声を荒げた。
シ「顔すら見たことない上に育てられた覚えもないのだぞ!物心ついた時からずっと一人だったんだ!私は『普通』に過ごしたかった…!」
の「…それでも私は、行くべきだと思いますよ」
シ「何故だ?」
の「だってシオンさんは覚えてなくてもお母さんとお父さんにとっては大事な家族なんですから」
シ「…では何故今一緒にいないんだ?」
の「うーん、お金は大丈夫そうだし、離婚とかもしてなさそうだし、後は何があるかな…?」
シ「人にはない『才能』のせいで見捨てられたのかもしれないって考えてしまったんだ…余計な『才能』なんていらなかったのに…!」
シオンさんは怒りと悲しみに任せてぎゅっと手を握り締めた。
の「シオンさん…辛い事はわかりましたけど…でも…」
次の言葉が出せない。たぶんシオンさんは私の答えを待ってない。
そしてしばらく考えて、私は言い辛いけど言葉を選んだ。
「『また、透けてくだけ』の意味ってまさか…」
まだ答えが見たくない人への最終ヒント
全部ひらがなにしてみましょう。句読点も外します。
『またすけてくだけ』
そして、不要な文字を省くと…
シ「…これで、分かったか?」
次のページは答えしかないので、省いてもおkです
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マーガレット - この小説大好きです。ぜひぜひ完結させてください! (2016年9月18日 9時) (レス) id: 6b7e457ce3 (このIDを非表示/違反報告)
潤 - しばらく更新出来てないみたいですが大丈夫ですか?私この小説好きなので応援しています。完結できるよう更新頑張って下さい!!! (2016年9月10日 14時) (レス) id: e456d7ade2 (このIDを非表示/違反報告)
野々菜(元タルト)(プロフ) - なるほど!でも本当に姉妹だったら何か面白そうですねw (2016年5月3日 9時) (レス) id: 88e53f4a42 (このIDを非表示/違反報告)
乾パンきゃっと - 急展開で話雑ですがね…wシオンとらぁらが姉妹なんじゃないかっていうのは髪色からです (2016年5月3日 6時) (レス) id: a111f5c854 (このIDを非表示/違反報告)
野々菜(元タルト)(プロフ) - シオン様がらぁらとのんちゃんのお姉様だったなんて…!衝撃すぎる展開…!でもこういうの好きですw (2016年5月2日 23時) (レス) id: 88e53f4a42 (このIDを非表示/違反報告)
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