五話「また透けてくだけだから」 ページ6
ドロシーサイド
ド「おい、なんで辞めるんだよ!」
突然ボク達にアイドルを辞めると言い出したシオンは、すぐには何も答えなくて、ただ黙っていた。
ド「答えろよ…答えろ!」
全く答えてくれないシオンのせいで心の奥底からふつふつと怒りが沸き上がってきた。
レ「ドロシー…リラック「リラックスとか言ってられっかよ!」うぅ…」
つい落ち着かせようとしてくれたレオナに辛く当たってしまった。両手を握り締めた。そして、息を大きく吸って、捲し立てるように言った。
ド「言わせてもらうけどシオンはさぁ、いつもいつもわがままなんだよ!いきなり色々決めて、こっちの気持ちも考えろよバカ!」
その言葉がショックだったのかシオンはやっと口を開いたけど、それはボク達が聞きたくなかった言葉だった。
シ「嫌い」
ドレ「「…」」
シ「…続けても私だけ、また透けてくだけだから」
そんな事言われてもこっちはちんぷんかんぷんなんだよ!全然わからない…こんなときにふざけてるの!?
ド「どういう意味なんだよっ…!シオンのバカ!」
レ「ドロシー待って!ドロシー!」
ボクは怒りに身を任せ、勢いよくドアを開けて家を出た。レオナも後からついてきた。
ド「なんなんだよ『透ける』って!意味わかんない!」
レ「何か言いたいことがあるのかな…」
作者からのヒント
シオンは、また透けてくだけと言いましたよね?『透ける』だけじゃないんです。これが分かればシオンの本当の気持ち、わかりますよね…?
個人的にはこういう奥底の気持ちを書くの辛いですけどね…多分『演る』側も辛いんですよね、多分
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マーガレット - この小説大好きです。ぜひぜひ完結させてください! (2016年9月18日 9時) (レス) id: 6b7e457ce3 (このIDを非表示/違反報告)
潤 - しばらく更新出来てないみたいですが大丈夫ですか?私この小説好きなので応援しています。完結できるよう更新頑張って下さい!!! (2016年9月10日 14時) (レス) id: e456d7ade2 (このIDを非表示/違反報告)
野々菜(元タルト)(プロフ) - なるほど!でも本当に姉妹だったら何か面白そうですねw (2016年5月3日 9時) (レス) id: 88e53f4a42 (このIDを非表示/違反報告)
乾パンきゃっと - 急展開で話雑ですがね…wシオンとらぁらが姉妹なんじゃないかっていうのは髪色からです (2016年5月3日 6時) (レス) id: a111f5c854 (このIDを非表示/違反報告)
野々菜(元タルト)(プロフ) - シオン様がらぁらとのんちゃんのお姉様だったなんて…!衝撃すぎる展開…!でもこういうの好きですw (2016年5月2日 23時) (レス) id: 88e53f4a42 (このIDを非表示/違反報告)
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