【A3!】天才のあいつと普通の私【摂津万里】 (ページ24)

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＊23話ページ24

今日はいよいよ体育祭。
テントの下で皆はクラスの人を応援している。私？私はさおちゃんとお喋りしてる←

1年の台風の目が終わり3年生のリレーの招集がかかる。
並ぼうと向かっていると万里と目があった。私はすぐそらしたけどチラッと見れば友達と喋っている。

担任「おー、皆頑張れよー」

沙織「私らのクラスが1位だったら先生、皆を焼き肉連れてってね～」

男子1「よし！焼き肉の為に1位取るぞー！」

担任「おい！(汗)」

1番最初に走る人と2番目に走る人がスタートラインに立つ。
2番目はさおちゃん。クラスは違うけど咲也くんも2番目らしい。

A「さおちゃん！頑張れ！！」

沙織「うん！」

パァンッ

開始のピストルが鳴ってそれぞれが走り出す。
私のクラスは3位。他のクラスは陸上とかの人だもん、そりゃ抜かれるわ(汗)
さおちゃんにバトンが渡されてさおちゃんが一気にリードする。さおちゃんは運動神経すごいから！(ドヤァ)←

あっと言う間に私の番が来て胃がキリキリしてきた。私アンカーの前だからきついよ…誰だよ！私をアンカーの1個前にした奴！

女子1「Aちゃん頑張れ！」

男子2「白石頑張れー！」

万里が他のクラスと距離をだいぶ開けてくれたから１位はキープ出来そう。
万里との距離が近づいてきてバトンを貰う。

万里「頑張れ。」

バトンを貰う一瞬万里に頑張れって言われて背中をトンッと押された。
今はそんな事考えてる暇ない！

私は全力で走ってミス無くアンカーの人にバトンを渡せて私のクラスは１位となった。

男子3「よっしゃー！」

女子2「先生の奢りで焼き肉ー！」

担任「それは忘れろ！」

ふと万里の方を見ると特に嬉しくはしてなかった。

男子1「万里、すげーな！」

万里「別に大した事ねぇよ。」

私、何で万里ばっか見てるんだろ。