*13話 ページ14
太一「女の子1人じゃ危なくないっすか…?」
天馬「大丈夫なのかよ。」
皆がざわつく。親は何してるんだとか大丈夫なのかとか所々から聞こえる。
お母さんは悪くないし普通に親は仕事って言おうと思ってた。口が滑った私が悪いけど万里のせいじゃん…私に興味ないくせに…
A「すみません、ごちそうさまでした。帰ります。」
椋「あ、Aさん!」
A「はぁ…はぁ…」
走って寮に出てきたから迷子になってしまった。
此処どこだろ…
昔もこんな事あったっけ。引っ越ししたばかりでよくわかってないのに迷子になって泣いてたら万里が助けてくれた。
でも私は泣き止まないから万里はあたふたして万里のお姉さんも来て3人で帰ったなぁ。
昔の万里の方が良かった、なんて考える。
私は今の万里が嫌いだよ…何で私をいじめるの?自分より出来が悪いから?
そう考えていると後ろから声がした。
?「っA!!」
A「ば、んり…」
あの頃の万里みたいに私を見つけてくれた。
そんな事考えていると涙が溢れてきた。それと同時に今までの感情が溢れてくる。
A「…私の事構わないでよ!どうせ学校で笑い者にするんでしょ!?もう高3なのに迷子になって泣いてるって!私万里に何かした?あんたより出来が悪いから努力してるのに、何でいつもあんたなのよ!!!!」
万里「…。」
今まで溜めていた感情全部吐き出すとみっともなくその場に泣き崩れてしまった。
至「万里、寮に戻って。俺と監督さんに任せて。」
万里「でも…」
至「良いから。」
万里「…はい。」
いづみ「Aちゃん、落ち着いたら話していいからとりあえず公園に行かない?此処じゃ車も通るから危ないし…」
私は茅ヶ崎さんといづみさんと公園に向かった。
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作者名:すのーあっぷる | 作成日時:2017年9月19日 4時