僕の思い、君の記憶 2

＊64＊ ページ16

＊CMside＊


お店を出て…車にのる俺たち



別に…近いから乗んなくても全然平気だけど…


一応A怪我してるし…ね？



CM「うっわー中まで冷えてる。寒いでしょ、待って今暖房つける」


急いで暖房を付けて、ふとAを見ると


え…笑ってる？


CM「え…？何？」



「…チャンミナって本当に忙しいよね(笑)」


って…うぉおい！


CM「全部Aの、ためにやってるのに酷くない？(笑)」



「あは…ごめん。(笑)」


まぁ…そんなのは別にいいんだけど。



あぁ…今日俺ほんと幸せ。

キュヒョナとのことも自分から言ってくれて


こうして、今Aとホテルに行って


後にはもっと、楽しいことが待ってる←


好きな人と…ここまで出来るって


俺…初めてかも。


前の彼女とは…浮気されて終わっちゃったしなあ


あの時は辛くて、辛くてキュヒョナをお店に呼び出して



朝まで飲み散らかしたりもしたし。


なにより…Aみたいに聞いてくれる時はとことん受け身だから、話しがしやすかった。


なんとなく…Aとキュヒョナは似てる気がする。

…なんて、絶対Aとキュヒョナには教えてやんないけど。


「…でしょ？」

うわ…やべー思い出に浸ってAの話聞いてなかった


CM「え…？何？」


「…もういいや。」


ふんっと言いながら、窓をみるA


その怒り方は…あんまり怒ってない方だよね？


CM「ごめんって！許して〜？」


信号が、赤になって俺の車も止まる。



今…Aのご機嫌とんなくちゃ、できない。



いや…したいから行くわけじゃないけど


…夜景が見える部屋で素敵な夜を過ごしたいとか…思うのは普通でしょ？


あれ？…俺がロマンチスト過ぎるだけ？

考え…古い？


でも、やってみたいなんて思っちゃったから


A。



付き合って…？


赤信号が青に変わっても尚、Aの肩を揺らしながら謝る


CM「後、３分で着くから機嫌直してよー
ね？ね？」


やっと、こっちを向いたAはまたクスっと笑って


「いいよ。」


って言った。


「ねぇ、でもホテル空いてるの？」


CM「あぁ…それならへーき。」


よく仕事で使うそのホテル…だから俺はお得意様になっているはず


「…ならいいけど。」

ハンドルをきって駐車場に止める。

よっしゃ、１回で出来た！

心の中でガッツポーズをしてもAの前では

CM「さ、A行こう？」

なんて紳士ぶり過ぎかな

＊65＊→←作者から※追記あり

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