トリプルフェイスさんが育休を取るって聞かない話【降谷零】【安室透】

育休23 ページ23

エコーの前で待つこと少し。
部屋に呼ばれていつものようにベッドに横になり、お腹の大きさをあれこれ測られてよしとなったらエコーの開始。


あんまり胎動は激しくなかったけど、エコーに映った途端どったんばったん手足を動かしまくってる我が子の姿に若干引いた。

や、こんな動いてるって誰が想像したよ。



零の手にはもちろんスマホがセットされていて画面を交互に見合わせながら声をだすのをなんとか堪えてる。
絶対零もこの胎動にビックリしてるはず。


「あ、あははーこんなにうごくんですね。。。」

「まだ小さいので動くスペースがたくさんあるんですよ。もっと成長してくるとお母さん側でももっとわかるようになりますよ」



え、この激しいの私体感するの？
胎動として？？
そのうち胎動激しすぎて産まれるんじゃない？？


「大きくなってくると部屋も狭くなってダイナミックには動けなくなりますが、ちょっと手足を動かしただけで子宮の壁にぶつかるので胎動としてわかりやすくなるんですよ」


へええーーー
じゃあこんなアクロバティックはあとちょっとでおわっちゃうのね
部屋が狭いんじゃー！っていうパンチやキックが飛んでくるわけか…
え、こわ。


「ちょっと赤ちゃんのお顔もみてみましょうか」


そういって機械のモードをいじると灰色だったエコーの画面が肌色近くに変化した。
これは4Dというものらしく、赤ちゃんの顔や体つきなどが立体で見える画期的なものらしい。
今までみてた灰色のが骨とかからだの形や大きさだとしたら
こっちの肌色のは手の位置や顔つきなんかもなんとなく知ることができるらしい。

警察的にいうとモンタージュみたいなもん？
たぶん違うかも。


零はじりじり前に迫ってきていて食い入りすぎ。
そんな父親にもドライ？なつぶちゃんは落ち着きなく動きっぱなしである。







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