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阿｢川島先生、話があるんだけど｣
川｢E組の先生のことですね｣
阿｢うん。内申をチラつかせて副会長にひどいこと言ってた｣
川｢そうなんですね｣
阿｢顧問も外されたよ｣
川｢当然です｣
阿｢川島先生、鍵のこと知ってたの？｣
川｢はい｣
阿｢中身も？｣
川｢そこまでは知らなかったです｣
阿｢結果的に顧問になっちゃった｣
川｢僕も手伝いますから｣
阿｢うん。川島先生がいないと困る｣
川島先生が微笑んだ。
川｢阿部先生に頼られるの嬉しいです｣
阿｢ずっと頼ってるのに｣
着替えた佐久間がキッチンに入って来た。
佐｢のえちゃん、ご飯作るの手伝うね｣
川｢佐久間、気持ちが切り替わった？｣
昨日まで、ダイニングに座って待ってたのに。
佐｢うん。2人が頑張る姿、俺は止まってたなって思ったよ｣
阿｢佐久間はリハビリ頑張ってる。止まってなんかないよ｣
川｢佐久間、ご飯出来たら少しダンスしようか｣
佐｢はーい｣
阿｢川島先生、俺も手伝うよ｣
3人でキッチンに立つと少し狭いけど、佐久間は楽しそうに野菜を切ってるし、川島先生は佐久間を見て何度も微笑んでる。
佐｢のえちゃん、ハンバーグさんの形は俺が作る｣
川｢うん。どうぞ｣
佐久間はハンバーグをハート型にしてる。
佐｢俺の愛も入れときます｣
阿｢これ食べる時に割りたくないね｣
佐｢1口サイズにする？｣
川｢明日のお弁当にも入れようか｣
ハンバーグを焼いて、付け合せを盛り付けて準備が終わった。
川｢佐久間、ダンスシューズ持っておいで｣
佐｢うん｣
佐久間がダンスシューズを履いて戻ってきた。
川島先生の広いリビングで、佐久間がストレッチしてる。
阿｢佐久間、音源ってもらってる？｣
佐｢あるよ。スマホで流すね｣
佐久間が音に合わせて、リズムを取ってる。
佐｢のえちゃんあべちゃん、見て｣
佐久間がもう1度音楽を流して踊り始めた。
流れるような手の動きに、軽やかなステップ。
曲に合わせて、佐久間の表情は切ない。
今日は桜の花びらではなくて、白い羽根が舞っているようだ。
儚いのにその瞳は鋭く何かを捕らえている。
曲が終わると、佐久間はすぐにいつもの笑顔に戻った。
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雲外桃天(プロフ) - ぽにょさん» コメントありがとうございます。そうですね。危うくて、重たくて全身全霊で愛してますね。拒否をされたら、k先生は消えてしまいそうです。応援ありがとうございます。 (2020年11月1日 23時) (
レス) id: f51f04739e (このIDを非表示/違反報告)
ぽにょ(プロフ) - nさんは1歩ズレたら手を挙げてしまいそうなくらい危うい重たい愛を注いでるから見ててなんか言葉にならない気持ちになります、今後も更新応援しております (2020年11月1日 20時) (レス) id: ba2d6e392e (このIDを非表示/違反報告)
雲外桃天(プロフ) - ryolinzuさん» 体の欠点を強調したり、女装を笑いものにしたり。最近は少なくなりましたね。それはきっと傷付いた人が嫌だと声を上げたからだし、不快にならないようにってする人も配慮してたり。でも、声を上げないと気づいてもらえない。書いてる私も正解がなく、とても難しいです。 (2020年10月30日 13時) (レス) id: f51f04739e (このIDを非表示/違反報告)
雲外桃天(プロフ) - ryolinzuさん» えっと…(滝汗)。近いうちに書きます。キンキーブーツの映像を観ていて、アメリカではトランスジェンダーの役をトランスジェンダーが演じる風潮なんですが、ここまで完璧なら不快にはならないなと。でも、それは私がシス側だからかなとか。 (2020年10月30日 13時) (レス) id: f51f04739e (このIDを非表示/違反報告)
雲外桃天(プロフ) - ryolinzuさん» 桃さんと緑さん、2人で何かをしたいって願望より、2人でいられたらそれだけで十分だと欲が少なめで。この2人の良さだと思ってます。k先生は少しずつ欲が出てまして。(汗) 緑さんの言葉ですね。緑さんの言葉は意識せずに書いているので、私もネガティブさん(笑) (2020年10月30日 13時) (レス) id: f51f04739e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雲外桃天 | 作成日時：2020年10月23日 13時
