桃色の指先と翡翠の憂鬱 11

・（ゲームと現実） ページ5

阿｢ふっか、ボスどれいく？｣

深｢リョウ、お前せっかち！｣

深｢ボスはなんでもおっけー。オーブを1チーム10個早く集めたら勝ち｣

オーブはボスの難易度で手に入る数が違う。

弱いボスをたくさん行くか、強いボスで戦闘少なくするか。

深｢チーム分けは俺が勝手に決めてやったわ｣

俺、さっくん、ラウのptと、めめ、こーじ、ひーくんのpt、ゆり組とふっかのptに分かれた。

ふっかはゲーム部屋に戻るともう1つのゲーム機を持って来た。

ふっかが操作して、チームアジトに可愛いぬいぐるみのような小さいキャラが来た。

ふっかのサブキャラだ。

深｢このふっかちゃんにオーブ渡してな｣

深｢川島先生、ふっかちゃんで審判お願い｣

ふっかが川島先生に操作を説明してる。

川｢可愛いですね｣

ふっかちゃんがジャンプしてる。


佐｢あべちゃん、ラウどうする？｣

ラ｢僕は強いボス行きたい｣

佐｢だよな！ラウこれ1人討伐やった？｣

ラ｢やってないよ。誰かがやったのは僕はやらないんだ｣

阿｢2人に任せるよ｣

ラウにはこのボスは1人討伐が楽勝なんだろうな…。

深｢みんな準備出来たー？｣

照｢ふっか、掛け声さっくんに任せない？｣

深｢さっくんやって｣


佐｢切込隊長行きまーす！！｣

佐｢お前ら！俺らSnow Manが強いってことを証明しろよ！｣

佐｢行くぞ！ゴラァ！｣



佐久間がさっくんに変わった。

ラウの選択は、最初のバージョンのラスボス。

ラ｢リョウさん、槍で回復いらないからね｣

佐久間は短剣ではなく両手剣。ラウも両手剣。攻撃的に行くんだ。

え。戦闘が30秒で終わった。ラスボスが変化して、ラスボス強になる演出もなし。

ラ｢これでたぶん1位取れるよ！｣

佐｢ラウこれなんの魔法？｣

ラ｢後で、話すね。次行こ｣

ラウが次に選んだのはまた強いボス。
これに勝てばオーブは10個を超える。

ラ｢これは普通に戦うだけ｣

佐｢おう、ガンガンいくわ！｣

ラ｢リョウさんも槍でいこう｣

ラウの攻撃は佐久間より早い。後で聞いてわかったが、装備が全てコマンド短縮用だった。

このゲームはターン制だから、コマンドを選択して一定の攻撃が出来ない時間がある。それを装備で短くしてるんだ。


攻撃は最大の防御。ラウの理論だ。

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