桃色の指先と翡翠の憂鬱 11

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やっと舘様と川島先生のご飯を食べられる。

川島先生の料理と舘様の料理。食べ比べて2人の違いがわかった。川島先生はオリーブオイルで、舘様はバター。イタリアンとフレンチの違いだ。

どっちも美味しい…。

1人で座って食べているとふっかが来た。

深｢リョウ、ブーケ残してくれるって？｣

阿｢川島先生の魔法で頼むよ｣

深｢ありがとなっ｣

阿｢ふっかのあの言葉、Snow Manらしくて良かったよ｣

渡｢お前が全部ぶち壊したな｣

しょっぴーが椅子を持って来てくれた。

阿｢しょっぴーごめん｣

深｢俺ららしくて良かったんじゃね？｣

渡｢まぁな｣

舘｢俺もそう思うよ｣

そう言いながら舘様がしょっぴーの膝に座った。
ゆり組…。逆な気がするけど。

渡｢舘様が笑うからだよ…｣

舘｢えへへっ｣

舘様は立ち上がると、キッチンに入って行った。


大きな銀のトレーに乗ったウエディングケーキを舘様が運ぶ。

3段の丸いケーキの上に、緑のバケツの雪だるまとピンクのバケツの雪だるま。可愛い。

ケーキの上もピンクの薔薇と緑の葉っぱのクリームでデコレーションされてる…。

川島先生にリボンがついたナイフを渡された。

阿｢佐久間おいで｣

佐｢あべちゃーーん！｣

渡｢ケーキ入刀な｣

阿｢川島先生も｣

川島先生の手を無理やりナイフの柄に乗せて、3人で下の段を切った。

ラ｢これって食べさせ合うんですか？｣

舘様にフォークを渡されて、3段目を掬った。

阿｢佐久間あーん｣

佐｢あーん｣

お前に舘様のケーキを最初に食べる権利はやらない。

自分の口に入れた。美味しい…。


佐｢お前、なんなんだよっ！｣

阿｢お前、食うなよ｣

佐｢あべちゃん…ケーキの前だと人が変わる｣

川｢佐久間あーん｣

佐｢あーん｣

佐久間が川島先生に食べさせてもらった。

佐｢うめぇ！舘様ありがと！｣

深｢お、これうめぇな！｣

阿｢ふっか勝手に食うなよ｣

深｢リーダー命令！みんなで食おうぜ！｣


川島先生と舘様はカットして出す予定だったはず。

舘様がフォークで食べてるからいいのかな。

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