桃色の指先と翡翠の憂鬱 7

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舘様が2品目を運んで来た。

2品目は紫のスープに黄色い食用花が浮いてる。

川島先生が席を立って奥へ行く。
赤ワインと佐久間のオレンジジュースを持って来た。みんなに注いでる。

渡｢ごめん、俺の役目だ｣

阿｢しょっぴー気にしなくていいよ。川島先生は注がれるの嫌いだし、任せちゃって｣

渡｢うん、ありがとう｣

川｢僕はずっと座ってることが苦手ですから｣

佐｢ねー、この紫なのは？｣

渡｢食べたらわかるよ｣

紫芋のポタージュだ。紫と黄色…。
ふっかとひーくんが見つめ合ってる。気づいたね。

佐｢これうめぇ！｣

阿｢佐久間、俺のあげるよ｣

ひーくんを見ながら言った。ひーくんばっか佐久間に構いすぎ！

佐｢あべちゃん、ありがと｣

可愛い…。佐久間は俺の天使だもん。
佐久間の頭を撫でると、あべちゃんきもちいいって笑った。

佐久間、今夜も泊まってかないかな…。

川島先生としょっぴーは料理の話をしてる。
時折、しょっぴーのだははって笑い声がする。


3品目はサーモンのソテーにピンクと緑のソース。

川島先生は今度は白ワインを注いでる。

佐久間と目を合わせる。

阿｢さっくん｣

佐｢リョウ｣

俺らのメンバーカラー。

阿｢しょっぴー、今日のメニューって｣

渡｢2人で考えたSnow Man特製メニューだよ｣

やっぱり、そうなんだ。
舘様、休みなのに俺たちのために…。

佐｢あべちゃん。泣いちゃダメ｣

だって…。こんなにSnow Man大事にしてくれるのありがたいよ…。

舘様…しょっぴー…ありがとう。

ハンカチでメガネを取って涙を拭く。

向いに座るひーくんも泣いてた…。

深｢お前ら、なんで泣いてんだよっ！！｣

渡｢舘様の魔法にかかったな｣

舘様も魔法使いだ。

佐久間が俺の手を握ってくれた。佐久間ありがとう。

川｢阿部先生、泣き虫ですからね｣

阿｢川島先生、それは言わないでください｣

あえて涙を止めるために言ってくれたんでしょ…。
川島先生ありがとう。

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