桃色の指先と翡翠の憂鬱 43

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川｢松坂牛は夜食べられるけど…｣

阿｢宿って旅館なんだね｣

川｢温泉に入りたいって、佐久間の希望です｣

阿｢如恵留、招き猫いたよ｣

川｢いますけど、抱きしめてますね｣

大きな招き猫に佐久間が抱きついてる。

佐｢のえちゃん、招き猫さんいたー｣

深｢さっくん、声でかい｣

照｢可愛い｣

抱きついた佐久間をひーくんが写真撮ってる。

真｢招き猫専門店だって｣

阿｢如恵留入る？｣

川｢はい｣




中は招き猫と猫グッズでいっぱい。

照｢可愛い｣

佐｢ひかる、こんなちっこいのあるよ｣

真｢さっくん、これも可愛いよ｣


川島先生は招き猫より猫グッズを見てる。

深｢猫しかいねぇ｣

阿｢ふっか、犬派だっけ？｣

深｢うん。犬飼いたいんだけど、ひかるが苦手で｣

照｢散歩行くの俺じゃん。やだよ｣

川｢散歩なら、行きたいって人いますよ｣

阿｢はい｣

佐｢はい！｣

真｢はい｣

深｢お。ひかる、やっぱり飼おうぜ｣

照｢やだ｣


川島先生は猫の柄のレターセットと招き猫の根付けとタオルを買った。

佐久間はひーくんとお揃いの小さな招き猫を買ってた。

深｢おみくじひく？｣

阿｢うん。みんなでやろうよ｣

川｢はい｣

外にある小さな招き猫の中におみくじが入ってる。

白、黒、赤、黄色と金色、色とどちらの手を挙げているかも選べる。

ふっかだけ金の招き猫を選んだ。


佐｢吉！｣

川｢大吉｣

佐｢あべちゃんは？｣

阿｢末吉｣

照｢俺とふっか大吉｣

真｢俺はさっくんと同じ吉｣

佐｢あべちゃん、次があるって｣

阿｢落ち込んでないから｣

川｢岩本さん、別宮回るのに時間かかりますよね？｣

照｢うん。行くのは4箇所だけど2つは遠いから明日にするよ。この先に赤福のお店あってそこから猿田彦神社に行こう｣

深｢松坂牛は？｣

照｢食べながら赤福のお店行く。あっちなら遠いけど空いてるから｣

佐｢んじゃ、いこ｣


伊勢神宮と宿だけ決めたのんびり旅の予定だったけど、かなり動き回ることになりそう。

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