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『上着くらい脱がせた方がいいのかな』
今日の飲み会は仕事終わりにそのまま行われたものだったので、私もスマイルもスーツのままなのだ。
皺になっちゃうし、助けてもらったお礼に上だけでもハンガーにかけてあげるか。
『スマイル、上脱がすよ〜』
「ん〜、ぅ……」
私の声が聞こえていたのか、無意識に反応した彼の声は気が抜けていてとてもかわいかった。
今日はレアなスマイルがたくさん見れるなぁ、なんて考えながら彼の服に手をかける。
…なんか、やましいことしてる気分になるな。
ボタンを1つずつ外し、上着を引っ張りながら片腕ずつ脱がせていく。
静かな部屋には布の擦れる音だけが響き、しかもラブホということも相まってなんだか変な気分になってしまう。
『ふう、やっと脱がせ、うわっ！？』
数分掛かってようやく上着を脱がせることができたと思った途端、私の視界は180度回転した。
目の前には、少しお酒の香りを纏わせたスマイルの顔が。
「俺の服なんか脱がせてどういうつもりだ？」
『へ、どうもなにも、皺になるから脱がせて、ひ、ぁっ！？』
正直にそう話していると彼は服の中に手を入れ、つうっと脇腹をなぞってくる。
ちょっと、そういうことするつもりじゃなかったのに。
「それにここラブホだろ？まったく、他の男には散々構っといて俺のことラブホなんかに連れてくるんだ？」
フッと笑いながら案外大胆だな、なんて言う彼はとっても妖艶で、扇情的だった。
服の中に入った手は脇腹から徐々に上がってきて……
「せっかくだから、ここで助けたおれい、を……」
『う……スマイル？……おい、スマイルさん？？』
スマイルは私の首に顔を埋めてきたかと思えば、すうすうと寝息が聞こえはじめた。
いつのまにか両手とも私の首にまわっておりガッチリと捕まってしまっている。
うそ、こいつマジか……
『あーもう！……私の服まで皺になっちゃうじゃーん』
わしゃわしゃと彼の頭を撫でると気持ちよさそうにんんー、と聞こえてくる。
そんな声に強ばっていた私の身体からは一気に力が抜けた。
……もういいや、私も寝よう。
起きたときの反応が楽しみだなぁと思いながら、そのまま私もゆっくりと瞼を閉じた。
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ふわぴ(プロフ) - ぱふぇ。ライム。推し悪。(省略)さん» アイドルパロは自分でもちょっといい感じに書けたかなと思ってたので喜んで貰えて嬉しいです…！続編も読んでくださるんですね！ありがとうございます！ (2021年5月28日 10時) (
レス) id: a7c055b2fc (このIDを非表示/違反報告)
ぱふぇ。ライム。推し悪。(省略) - 推し変禁止もアリっすね……うわ、本当にどれも好きっす……これから続編に向かうっす！(深夜テンションなだけなので気にしなくていいっすよ！) (2021年5月26日 3時) (レス) id: 01ab6b60a3 (このIDを非表示/違反報告)
ぱふぇ。ライム。推し悪。(省略) - うわぁ……全話好きです………でも特に好きなのやっぱknさんのアイドルっていうのが凄く好きです……それできゅんきゅんするような台詞は本当に……だめですって………… (2021年5月26日 2時) (レス) id: 01ab6b60a3 (このIDを非表示/違反報告)
ふわぴ(プロフ) - なのもちさん» ひえええありがとうございます！！もらって嬉しい言葉のオンパレードですありがとうございます………！！続編も頑張ります！ (2021年5月13日 11時) (レス) id: a7c055b2fc (このIDを非表示/違反報告)
なのもち(プロフ) - 今日、見かけて今日、好きになりました。もう、語彙力がとけるくらい良い作品で、正直なんで今まで見てこなかったんだろうって感じです。これからも頑張ってください！続編も楽しみです！ (2021年5月12日 21時) (レス) id: b3104d6996 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふわぴ
| 作者ホームページ：http://urana
作成日時：2021年1月17日 22時
