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「ほら、飲んでよ！」
『あー、はい、ゆっくりいただきます』
「えー！俺もう3杯目だよ？Aちゃんももっとガンガン飲まなきゃ！」
これハラスメント行為だよなぁ、明らかに。周りにいる女の子たちは被害にあいたくないのか申し訳なさそうな顔でちらちらとこちらを見ていた。
まあ、仕方ないか……他の子が被害に遭うよりかはまだ彼氏が近くにいる私のほうが。
まあその彼氏は全然助けてくれないんですけど。
「ねえ、この飲み会終わったら2人でどっか行かない？」
『彼氏に怒られるんで』
「えー、やだなぁ、彼氏って結構束縛系？俺ならそんなことしないけどなー！」
明日人事に報告してやろうかコイツ。
カルーアミルクに少し口をつけると想像以上の甘さが口の中に広がる。うえぇ、これってこんなに甘いのか……
「ねえ、どう？俺ならAちゃんのことしっかりエスコートでき、」
『ごめんなさい、明日朝早くから用事があるので失礼します』
私がそう言って席を立とうとすると男はえー、と私の腕を掴んできた。
「俺が頼んだお酒飲みきってないじゃん！ちゃんと飲んでくれなきゃ」
『いや、私が欲しいって言ったわけじゃ』
「ほら飲んでって！ほらほら！」
グラスを無理やり持たされて隣からさっさと飲めという圧をかけられる。
……仕方ない、これさえ飲めば帰れるんだ。酷く酔って家まで帰れない、とかそんなことにならないといいけど。
目を瞑って一気に飲もうとしたとき、突然横から誰かが私のグラスを奪い去った。
『え？誰……ちょっと、スマイル！？そんな一気に飲んだら危ないって！』
いつの間にこちらまで来ていたのか、私からグラスを奪ったスマイルが残りのお酒をごくごくと飲んでいた。
「は？ちょっと君、」
「はぁっ、これで、もう帰ってもいいですよね？」
スマイルは机の上にダン！とグラスを置くと私の隣にいる男を睨みつけた。
突然の行動に呆然としていると、彼はそのまま帰るぞと言い腕を引っ張ってきた。
『待って、お金が』
「もうお前の分まで渡してきた」
『わお……いつの間にそんなに行動的になったのあなた』
ちょっとふらつく彼を支えながら店の出口へ向かう途中、ふと何かを思い出したかのようにスマイルは立ち止まった。
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ふわぴ(プロフ) - ぱふぇ。ライム。推し悪。(省略)さん» アイドルパロは自分でもちょっといい感じに書けたかなと思ってたので喜んで貰えて嬉しいです…！続編も読んでくださるんですね！ありがとうございます！ (2021年5月28日 10時) (
レス) id: a7c055b2fc (このIDを非表示/違反報告)
ぱふぇ。ライム。推し悪。(省略) - 推し変禁止もアリっすね……うわ、本当にどれも好きっす……これから続編に向かうっす！(深夜テンションなだけなので気にしなくていいっすよ！) (2021年5月26日 3時) (レス) id: 01ab6b60a3 (このIDを非表示/違反報告)
ぱふぇ。ライム。推し悪。(省略) - うわぁ……全話好きです………でも特に好きなのやっぱknさんのアイドルっていうのが凄く好きです……それできゅんきゅんするような台詞は本当に……だめですって………… (2021年5月26日 2時) (レス) id: 01ab6b60a3 (このIDを非表示/違反報告)
ふわぴ(プロフ) - なのもちさん» ひえええありがとうございます！！もらって嬉しい言葉のオンパレードですありがとうございます………！！続編も頑張ります！ (2021年5月13日 11時) (レス) id: a7c055b2fc (このIDを非表示/違反報告)
なのもち(プロフ) - 今日、見かけて今日、好きになりました。もう、語彙力がとけるくらい良い作品で、正直なんで今まで見てこなかったんだろうって感じです。これからも頑張ってください！続編も楽しみです！ (2021年5月12日 21時) (レス) id: b3104d6996 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふわぴ
| 作者ホームページ：http://urana
作成日時：2021年1月17日 22時
