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「いやぁ、久しぶりだなぁ」
「こちらこそ！妹さんが産まれるんだって？」
私は車を降りると目の前の光景に驚いた。
……牛がいる、ヤギや羊、にわとりさんも。
きっと田舎のぼろぼろなおうちに預けられるんだろうと、ちょっと失礼なことを考えてたけど……
目の前には柵の向こうのきらきらと光る芝生の上で、ゆったりとしている動物たちが目に入った。
『すごい……』
「あれ？Aちゃんには話してなかったのか？うちが牧場だって」
「あぁ、すっかり忘れてた！A、ここのお家は牛や羊を育てる牧場なんだぞ！」
ここの牛乳、すごく美味しいんだよな〜！と言うパパを無視して私は柵へ近寄った。
『かわいい……！』
「あっ！さわっちゃだめ〜！」
柵の近くまで来ていた小さいヤギに手を伸ばすと、いきなり隣からぐいっと手を引っ張られた。
ちょっと眠そうな、私より背がちょっと高い男の子が驚いた顔をしていた。
「いきなりさわっちゃうとその子のお母さんが飛んできておててを噛んじゃうからね、気をつけないと！」
『え、そうなの？』
「うん！ぼくもこの間それでお父さんに怒られちゃったんだよねえ」
そう言ってしゅん、とする男の子を見て、なんだかこの子も動物っぽいなぁとなんとなく思った。
ふわふわの髪の毛に、宝石みたいに綺麗なおめめ……なんとなくその子の髪を撫でたくなって手を伸ばすと、いきなりパパから声をかけられ、私はひゅっと手をしまった。
「おっ、ぶるーくくんも大きくなったねえ！」
「へ？おじさんだぁれ？」
「君が小さい頃に会ったからさすがに覚えてないかぁ。おじさんはその子のお父さんだよ。今日からAがここでしばらくお世話になるんだ」
なんとなく恥ずかしくなって、私はパパの元に駆け寄り後ろに隠れた。
私、なにしてるんだろう……でも、やっぱりあのふわふわの髪の毛、羊っぽいから触ってみたいな、と思っているとそのぶるーくくん？と呼ばれた子はまた私に近寄ってきた。
「そっか、今日から一緒にしばらく過ごすのって君だったんだ！ぼくはぶるーく。よろしくねっ」
『うん、Aです。よろしく……』
にこっと太陽みたいに笑う彼の顔はとても眩しくて、私は目を逸らしながら彼と握手をした。
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ふわぴ(プロフ) - ぱふぇ。ライム。推し悪。(省略)さん» アイドルパロは自分でもちょっといい感じに書けたかなと思ってたので喜んで貰えて嬉しいです…！続編も読んでくださるんですね！ありがとうございます！ (2021年5月28日 10時) (
レス) id: a7c055b2fc (このIDを非表示/違反報告)
ぱふぇ。ライム。推し悪。(省略) - 推し変禁止もアリっすね……うわ、本当にどれも好きっす……これから続編に向かうっす！(深夜テンションなだけなので気にしなくていいっすよ！) (2021年5月26日 3時) (レス) id: 01ab6b60a3 (このIDを非表示/違反報告)
ぱふぇ。ライム。推し悪。(省略) - うわぁ……全話好きです………でも特に好きなのやっぱknさんのアイドルっていうのが凄く好きです……それできゅんきゅんするような台詞は本当に……だめですって………… (2021年5月26日 2時) (レス) id: 01ab6b60a3 (このIDを非表示/違反報告)
ふわぴ(プロフ) - なのもちさん» ひえええありがとうございます！！もらって嬉しい言葉のオンパレードですありがとうございます………！！続編も頑張ります！ (2021年5月13日 11時) (レス) id: a7c055b2fc (このIDを非表示/違反報告)
なのもち(プロフ) - 今日、見かけて今日、好きになりました。もう、語彙力がとけるくらい良い作品で、正直なんで今まで見てこなかったんだろうって感じです。これからも頑張ってください！続編も楽しみです！ (2021年5月12日 21時) (レス) id: b3104d6996 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふわぴ
| 作者ホームページ：http://urana
作成日時：2021年1月17日 22時
