君のせいです！

30話目 ページ30

『それでっ…私はぴーくんのこと好きなのにっ…嫌われてそうで』

sha「おーおー…落ち着いて喋りや？」

『なるほどねぇ…やっぱそういう関係の話だったか』


数十分後。私は見事にできあがってしまっていた。2人の前で号泣しながら相談をするくらいには。

泣きながらもお皿に乗っている焼き鳥をちょびちょび食べている私の周りではぴーくんて誰、さあ？なんて会話が繰り広げられていたらしいがよく覚えていない。

少しは理性が働いたのだろう。ショッピくん、と呼んでしまうともっと泣きそうだったのでぴーくんと呼んでいた。…まあ、そんな変わんないけど。



sha「でもそれ本人から聞いたんじゃないんやろ？」

『うん…でも……』

sha「それじゃ嫌われてるかどうかなんて分からんやん。そんな不安ならちゃんと話し合うべきやと思うで」

『それができたら苦労しないよ…』


さっきからシャオちゃんはたくさんのアドバイスをくれるのだが全て無理、怖いなどと言って却下してしまう。
それでもシャオちゃんは真剣に、たまに私を落ち着かせるために頭を撫でてくれながら話を聞いてくれた。


『Aちゃんはもっと自信もっていいと思うけどなぁ』

sha「ほんと、昔から自己評価低いせいでこんなんなるんやで」

『だってだって…！』


まるで小さい子どもみたいにだってとかでも、ばっかり繰り返してしまっている。
やっぱりこんな悩み、どうしようもないんだろうな。


『もーそんなうだうだ言ってないでちゃんと話し合ってみなさいよ！話はそれから！』

『は、いや…話し合うって言ってもそんなのむ、』

『Aちゃんはむりむり言い過ぎ！やってみないとわかんないでしょ？』


そんなこと言われたって……

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