[SVT] うりまんねは少々うるさい

過去と現在 ページ24

「っ………うぅ……」

「は！！！？？」

そんなチャニの言葉を聞いたら泣かずにはいられない。
無理チャニ何なのほんと………ツンデレかよ……




「Aが泣いてるの初めて見たんだけど」

「みんなが泣いてるときも泣かなかったもんね」

俺の涙が落ち着くまでよしよし〜ってしてくれて。
今もう夜遅いのになぁ。流石チャニだなぁ。

「ねぇ、A、」

「ん？」

「約束して。もう一人で抱え込まないこと。何かあったら僕に言うこと。僕たちの間に隠し事は禁止ね。ヒョン達には言いにくくても僕には言いやすいでしょ？」

「……ちゃにのほうが、抱え込んでるよ、」

「そういうのはいいの。僕も約束するから。いい？」

「うん！俺ら双子だもんな！」

あーもうマジチャニ好きーーー！！！
何なのーー！！

チャニが可愛すぎて思わず笑顔がこぼれた。

「…やっと笑った」

「え、？」

「さっきから全然笑ってなかったもん。やっぱり抱え込んでたね」

ほれみろみたいな顔でにやってしてくるからちょっとムッカー！！ってくるよね……。
まぁ気にしてくれてたってことで。チャニ様仏様。

「じゃあ約束破ったら俺ら絶交な！」

「そんな大袈裟な………。まぁいいよ、僕は守れるから」

「俺だって守れるし〜？？」









…約束破ったら絶交な！

…絶交な！

…ゼッコウナ！

…ｾﾞｯｺｳﾅ……………！！




過去のことを思いだし、顔が青ざめていく。

いや、忘れてなかったわけじゃないけど…………。

しかも絶交な！って自分で言ってるし。爆死か俺。


………やばい、やばすぎるよほんと。
自分の馬鹿さにイライラしてきた。


あれから二日たち、チャニとは全然喋れてない。
ヒョン達も困った顔で俺らを見る。
…ほんとにごめんなさい。

「どぉしよぉぉ……………」

一人、部屋でクッションを抱き抱えながら縮こまる。
いつもならいるはずのチャニも隣にいない。

絶交、、絶交か、
生半可な気持ちで言ったわけじゃないけど。
悪いのはあの時の自分じゃない。言わなかった今の自分が悪い。



悶々としていたところにある訪問客がやってきた。


「A、今いい？」



「っえ、ホシ、ヒョン…………？」

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