どえすな生徒会。（（JW）） (ページ48)

今日:2 hit、昨日:9 hit、合計:551,674 hit

ふぉーてぃーえいと。ページ48

.

黄side

赤「一応本気やねんけど」

……………正直俺もビックリした。

シゲがこんな顔するなんて。初めてやわ。

赤「お前に選択肢は2つしかないからな」

シゲは比較的、自分の感情は表に出さんタイプ。
そんな喜怒哀楽が激しい訳でもないから日頃から何考えてるか分からん時もある。

.

赤「 "いえす"………もしくは、

"はい" 」

.

まあそこがまたシゲの良さなんかもしらんけどさ。

『 ……いや、可笑しいですよね、』

赤「どこも可笑しくないけど」

『頼みますから私に拒否権をください…… 』

なんでシゲがこんなにこの子にこだわるのか、A
しか見えてないのか、俺にはよくわからんけど、何となく好きとかそういうのちゃうと思うねん。

まあ、それ以外何があるって言われたら考えられへんけど。

……………復讐、とかも一理あるかもな。

黄「 ………いや普通にありえへんわ」

橙「え、なになに」

黄「っあ、いやなんもないで」

シゲはこう見えて溜め込む習性があるから、一時的に話聞いてやらんと壊れる。

赤「 …………ええか？絶対俺らから離れようと思うな。離れようとしたところで俺らは逃がさんから。」

『っだから私限界なんです、これ以上あなた達のお遊びに付き合ってられないって言ってるんです』

赤「これからもっと楽しなんで。Aも一緒に見届けよーや」

『 ………聞いてました？私はそんなことに構ってる暇なんかないんです！！一人でやってくださいよ』

『では、私はもうここに来ることはないと思いますので一生さようなら！！！あなた達に出会えて私は最悪でした！！！もう話しかけないで下さいね』

黄「 ………は？」

…………ほんまに出て行ったし、
バタンっと荒くドアを閉めるAを止める気は更々あらへん。

………………頼むからもうこれ以上壊さんとってくれ。

.

.

赤「 ………こんなん所詮、王子の暇つぶしやわ」

「 ……………絶対逃がさへんからな、A 」

.