どえすな生徒会。（（JW）） (ページ39)

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さーてぃーないん。ページ39

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" 恋愛なんてするだけ損 "

これは誰かから聞いたわけでもなく、今までの自分の経験で学んだこと。

俺は、一定の女は作らん主義。

だって、面倒臭いから。

1人の女に何時間掛けんねんって感じ。

やったら、皆平等の方がええやん。
そうずっと思っていた。これからもだって変わらない。

………そのはずやった。

この学園はどうも厄介で、その原因を作っているのが先輩達が実行し出した姫制度のせい。

生憎姫なんか居らんくても女には困っとらんし、面倒臭いからデメリットしかないねん。

青「ヘッタクソやな」

『 ……知りませんよ』

此奴のキスは俺を満足させない。
けどそれは物理的なもので、実際俺の心は優越感で満たされている。

お世辞にも上手いと言えへんけれど、どうしてこんなに余裕がないんやろうか。

………もう、昨日から俺可笑しい。

『藤井さんの手、冷たいですね』

いつの間にか俺の手を両手で包んでいた此奴はぽつりと呟いた。

青「 ……だから何。喧嘩売っとる？」

『っまさか！
知ってます？手が冷たい人ほど心が暖かいって』

……は、何言うてんねん。
心が暖かい？誰が？俺が？

……笑わせんなや

ふざけてる。何を根拠にそんな情報俺にペラペラ話してんの。そんなん知ったかぶりやん。

苛立ちを覚えてしまった俺に、Aは更に強く手を握り返してくる。

………やっぱり、さっきのデマやん。

青「 ……じゃあ、Aは心が氷なん？」

『へ？』

青「 ……手、あったかい」

咄嗟に出てしまった言葉は修正出来ない。
仕方なく素直になってみることにした。

『あー、最近は寒いですからね～』

青「はあ？さっき言うてた話とちゃうやん」

『何のことですか？私は皆さんと違って冷たくなんかないです』

青「デマ教えんなアホ」

『 ………デマなんて、教えてないです』

……ああもう、何で、

『本気で優しいと思ってます。』

＿＿＿＿何で俺はこんな奴に振り回されなあかんのやろか。

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